kAIR作家の課外授業終了

アート2011年10月1日

投稿者:中原 亨

神山町内の各小中学校で展開された作家たちの課外授業が無事終了しました。作家のみなさんご苦労様でした。あとは10月31日からの作品展覧会に向けて最後の追い込みに入ります。

ケビンさんの課外授業。(神山中学校)

ケビンさんは神領小学校に次いで2回めの課外授業です。9月27日、神山中学校の1年生を対象に展開しました。

マリーナさんも授業のお手伝い。

今回の授業は、歯医者さんが歯形をとるアジュースーパー(歯科用アルギン酸塩印象材)を水で溶きその中に子どもたちが手を入れます。二、三分でそれが固まります。手を抜いたあとに石膏を流し込みます。

石膏を流し込むと子どもたちの立体の手形が取れます。

ケビンさんは、子どもたちの手形に自分が作った作品を持たせ、並べるアートを考えているようです。

マリーナさん、広野小学校で課外授業。

9月28日、マリーナさんは広野小学校の5年生を対象に授業をしました。授業の導入は自己紹介と音についての説明。ビデオを見ながら音がどのような波長の曲線を描くか、5年生にしてはちっと高度な説明が続きました。

授業の展開は、音を絵に描くという試み。

音の科学的な説明が終わると本時の展開。いろいろな音を子どもに聞かせます。そのイメージを絵に描くという試み。虫の音・水の流れ・波の音・教会の鐘の音などを流し、それをすばやくイメージしていきます。上の写真は水の音のイメージ画です。

子どもたちは自由な発想で音を描いていきます。

聴覚を視覚に変える面白い発想の授業でした。

井上唯さんの授業。

同じ日の午後、神山東中学校の全校生徒を対象に井上さんが課外授業をしました。私は午後ある施設での講義があって授業を見ることができませんでした。塾生の女の子にカメラを渡し写してもらいました。

奇抜でファッショナブルな衣装作り。

井上さんの授業は神山塾の塾生も加わりにぎやかな展開だったようです。三人がつながっている衣装、町を歩くの大変ですね。

ミシンを上手に使って楽しそうな授業ですね。

講義を終えて学校に立ち寄ると授業が終わりかけてました。子どもたちに感想を聞くと実に楽しかったのことです。塾生たちも神山の子どもたちの素直さや礼儀正しさに驚いていました。

時間が足りなくて仕上がってませんが後日体育館でファッションショーをするそうです。

今日の授業、塾生も子どもたちも実に楽しかったようです。

原みるさんのアトリエ訪問。

授業を終えて、井上さんと塾生を連れて原さんのアトリエ訪問。みなさんとても感激して、「神山で住みたいわー」の声が上がってました。

今後の予定は、10月30日にアートツアー。道の駅10時出発です。この日から11月6日まで作品展覧会を開催しています。作家のみなさんの作品の集大成をぜひご観賞ください。

11月6日の最終日に、「さよならパーティー」があります。誰でも参加は自由です。改善センターで午後6時からです。

中原 亨

神山アーティスト・イン・レジデンスの自称学芸員。これまで招聘した作家たちの作品の解説はお任せください。年間を通じて数多くの訪問者を案内しています。 神山を元気にするため老体を鞭打ちと東奔西走しています。NPOグリーンバレーの理事。

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コメント一覧

  • 今までとは一味違った課外授業になったようですね。 生徒だけでなく、塾生や講師までが楽しんでいる様子。 満足度が窺い知れます。素晴らしい!

    2011年10月1日 11:12 PM | 大南 信也

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