課外授業・水谷さん(神山東中)
昨日水谷さんの課外授業が実施されました。神山東中学校の全校生徒が授業を受けました。全校生徒といっても55人です。神山町の少子化もここまで進んだか思うとちっと悲しくなります。
事前に中身の分からない袋が12個用意されています。生徒たちは手の入る隙間から手を入れ中身を探ります。その感触を頼りにその物体をクロッキーします。
女子生徒の中には恐る恐る手を入れていた子がいました。手の触覚を頼りに中の物を素描する。実に面白い手法です。
生徒全員が何枚か素描したあと袋を開けて中身を確認します。回転ブラシ、紐、綿など袋によって全部中身は異なりますが、結構的確に素描できていました。回転ブラシを触った生徒は悲鳴を上げていましたが・・・。
さすが中学生、手探りのものを的確に捉えていました。
続いての授業展開は、プロジェクターを使って水谷さんの過去の作品の紹介。2001年~2009年までの作品群を映像で紹介しながら自分がなぜ鉛筆を使った白黒の作品に至ったかを説明します。
彼はこれまでに日本はもとよりアメリカ・イギリス・カナダ・韓国などの豊富なAIR体験をもっています。
どの作品も実に迫力ある作品でした。
学生の頃は色のついた油絵の具の風景画などを描いていました。あるときふと疑問を感じたそうです。夜遅くまで一心不乱に描いた風景画、一晩寝て朝の光の中で見るとつまらなく感じる。
自分を表現することとは何なのだろう。言葉?、ことばは所詮借り物。色?、いろは本当に自分を表現しきっているのだろうか・・・。
そこでたどり着いたのがモノクロ。かれはここ数年間鉛筆を使ったモノクロ作品を通して自分を追及しています。
授業の最後の展開は、音を素描するものでした。機器を使って日常聞こえる音や効果音をほんの数秒流します。その音の感覚を5~6秒で素描するのです。
生徒たちははじめ戸惑いを感じていて、鉛筆が進みませんでした。しかし、だんだんと慣れてきて次々と流される音に反応して手が進むようになり、作業に没頭するようになりました。
ALTのエマさんもはじめは戸惑いがちだったけど段々調子が乗ってきました。
触覚を絵にする。聴覚を絵にする。今日の授業展開は子どもたちにとってはじめての体験で得るものが多かったいい授業でした。
2時間続きの授業が終わり三年生の教室で生徒たちと一緒に給食をいただきました。水谷さん、中学校以来の久しぶりの給食です。
今日は実に充実した授業展開。ご苦労様でした。本日の授業のアシストは仁木島さん・杉本さん・粟飯原おとうちゃん・工藤さん・トオルちゃんの5人でした。




少なくなりました。全校で55名・・・。
悲観や傍観は何も変えないので、
事態を好転させると思われることを
続ける以外に術はないですね。
地道に、コツコツ!
2009-10-15 10:42 | 大南 信也
55名なら、30年後も全員のなまえと顔を思い出せそうですね
2009-10-15 19:00 | tari
tariちゃん こんにちわ。
30年後を思い浮かべてみました。
私、たぶん死んでいました。アハハ。
水谷さま,KAIRアシストの皆様、課外授業 ごくろうさまでした。
トオルちゃん、写真も文章もうまいです。
大南さま。
“ 何もしない・・・”ということは、極端に言えば、
【 悪 】ということなのでしょう。
行動することは口で言うほど簡単ではありませんが、
【 現場に 神(かみ)宿る 見通しもなく 実践せよ! 】
と中坊公平さんが言っているように、【 行動 】のみが救うように思われます。
そして、現場から出た【 行動 】は、まず100%間違っていないと確信します。
2009-10-15 23:50 | ニコライ
我が母校です。 あの頃は、現代アーティストさんの授業を受けたりなんて、想像もしなかったです。
これは、いい変化ですね。
2009-10-16 12:14 | sasuke