無断転載禁止

堀由紀江

2010年神山アーティスト・イン・レジデンス 招聘作家

堀由紀江
1979年生まれの日系ブラジル人アーティスト。
彼女の作品は日常の視覚的、そして心理的に感じたものを組み合わせることで成り立っている。鑑賞者が今までとは作品を通じ、違った形で環境を受け止めることで、作品、そしてそのスペースは別の物へと変わっていくというように、鑑賞者とスペースの関わりについて重点を置き制作する。写真、インスタレーション、ドローイングなどを用い、現実と写真を組み合わせることによりそのスペース、風景等を新しいものとして表現する。
ブラジル、アイルランドなど各地のレジデンスに参加。
ブラジル、サンパウロ在住。(2010年)

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■KAIR2010  作品

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「じゃんけん」遊びでは、
「ちょき(はさみ)」は「ぱー(紙)」に勝ちます。 このアイデアをもとに、空想的な神山を思い描いた3作品から構成される
はさみやま プロジェクト」という作品を制作しました。

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題名: 家畑
材料 : 木材、石、ブロック、砂利、芝生
サイズ: 10×5.5m

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題名: 理想的な家
材料 : インターベンション/写真
サイズ: 可変

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題名: 架空の隣人  #1, #2, #3
材料 : ミックスメディア(画用紙、水彩、コラージュ)
*神領小学校5,6年生との共同作品
#1 スポーツの部屋

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#2 猫の部屋
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#3 人形浄瑠璃
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写真、グラフィックデザインや、彫刻、インスタレーション、サイトスペシフィック・アートなどの立体アートを組み合わせた私の作品は、創作活動の背景となるその場所に深く関係している。
作品が制作されるその場所の特性、風景、地域の歴史や建築、文化的背景や、地域の素材や技法、地域の住民やアーティスト、鑑賞者の感覚などが創作活動のインスピレーションとなり、これらの要素が作品に現れることも多い。

私にとって、アートプロジェクトとは、鑑賞者が感覚を通して周りの環境を知覚する機会、さらには、参加者が自分の技能や、生い立ちや思い出を作家と共有できる経験の場だと考えている。

私が受けた美術教育は、西洋美術、特に北米やヨーロッパ美術の枠内にとどまっていたが、KAIRは、日系のアーティストの私に、知っているようで知らないような文化的環境の中で生活するユニークな機会を提供してくれた。地元住民や他のアーティストと共にした神山で4か月間は、私の創造性を大きく刺激し、素晴らしい人生経験となった。
(堀由紀江 / 2010)

さくひん作品画像 撮影:小西啓三
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→アーティストインタビュー 堀由紀江