8/10(水)「まちを耕す」上映&お話会を開催しました。

農と食文化2016年8月22日

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投稿者:高田 友美

8月10日にWEEK神山にて「まちを耕す~Edible City」上映&お話会を開催し、町内外から約30名の方々にご参加いただきました!

私自身、3か月半くらい前に滋賀から神山に引っ越してきたばかりなのですが、同じ時期に京都から神山に引越し、もともとEdible Schoolyardの活動に興味があったというWEEKスタッフの植山美里ちゃんとの出会いから、今回の企画につながりました。

この映画は、アメリカ・ベイエリアで起きた、市民による食の社会運動を映したドキュメンタリー。都市を耕し、空き地を食べられる庭に変えていく市民たち、安全な食べ物を地元の人たちに向けて作る農家や彼らを支えるシェフや食料品店など、多彩で魅力的な人物が登場します。(予告編はこちら

私がこの映画を知ったきっかけは、この映画の字幕翻訳を手がけた鈴木栄里さんと、知り合いだったご縁。以前住んでいた滋賀でも上映会を企画・開催しました。映画を見るのは約5回目ですが、参加者の方が感想としてシェアしてくださったように「噛めば噛むほど味がでるスルメみたいな映画」で、観るたびに印象に残るシーンや考えさせられることが変わってきて面白いです。

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たしかに神山町をはじめ、中山間地域は畑もたくさんあって、ご近所や知人から大量のおすそ分け野菜をもらって食べきれない!ということも多々あります。が、一方ではほとんどの人が近隣の街に車で買い物に行ってしまうので、町内の小さな食料店はどんどん閉店してしまい「食の砂漠」な一面もあることを危惧しています。「食農」についてみんなが真剣に、でも楽しく考えたり、取り組んだりする、ということも、広い意味で「まちを耕す」っていうことにつながるんじゃないか、と今回の企画を通して感じました。

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映画で紹介された以外にも、現地に住んでいる栄里さんならではの最新の食の取り組みの情報も聞かせてもらったことから刺激を受けて、参加者の皆さんそれぞれからも「食の安心をつくるために、自分はこれをやってみよう!」という熱気が伝わってきて、とてもうれしい時間でした。(とくに私が印象的だったのは、ご近所の料理好きが調理した家庭料理をオンラインで注文して食べられるJosephineというフードデリバリーの仕組み。神山町でもあったら楽しそう♪)

ここ最近、神山町で起こりつつある様々な食の動きを担ってくれている人たち、そして、そんな動きを楽しみつつ応援している人たちが会に参加してくれて、今後の展開がますます楽しみです。普段は映画の舞台でもあるアメリカ西海岸に住んでいる栄里さんですが、次の帰国の際もぜひ神山に立ち寄ってもらい、いろんなエネルギーをもらえたらな、と思います。

参考までに、事前告知はこちら

追伸: 最近偶然知り合った方が、秋頃に徳島市内で上映会を企画中とのこと!他にも自主上映会を開催したい方がいたらEdible Mediaで検索して問合わせてみるか、私までご相談ください~。

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高田 友美

静岡県浜松市出身。神戸→東京→スウェーデン→滋賀を経て、神山に移り住みました。神山つなぐ公社では「コミュニティ・アニメーター」として、主に大埜地の集合住宅とすみはじめ住宅から始まるコミュニティ育成を担当。休みの日はノラ上手に励んでいます。

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