挿し木から緑を育む楽しみ
住まい2017年6月29日
昨日、城西高校神山分校造園土木科3年生の皆さんと、挿し木の授業を行いました。大埜地にあたらしくできる集合住宅の庭づくりに必要な植栽を、挿し木から育てていこうという試み。集合住宅のランドスケープデザイナー・田瀬さんと、地域植生に詳しい神山分校の片山先生から指導してもらいながら、みんなで取り組みました。
まずは、山主さんの許可をもらった大久保谷の林道沿いを歩きながら、挿し木する枝を採取。
今回は私がメモできた以下14種類も含めて、計20種類くらいを採取できました。地域の様々な植物を増やしていけそうです。希少種を採り尽してしまうことのないよう気を付けながら、少しずつ採取していきます。
それぞれのビニールがいっぱいになったところで、高校のビニールハウスに戻り、挿し木苗を作成していきます。
どの枝や葉を切り落としていったらよいのか? どんな風に挿したら、根付きやすいのか? 悩みながら、先生たちにアドバイスももらいながら、それぞれ1トレイずつ挿し木して、最後にたっぷり水やりをして、完成です!
下の写真は、神山つなぐ公社の山口さんと私の2人でつくった挿し木トレイ。自分では「いい出来!」と満足していたのですが、その後の田瀬さんチェックでは「葉っぱが多すぎるから、もっと切らなきゃ」だそうです…。
挿し木がちゃんと根付いたかどうかが分かるのは2ヶ月後。高校生のみんなと一緒に、生長を楽しみに見守っていきたいと思います。
高田 友美
静岡県浜松市出身。神戸→東京→スウェーデン→滋賀を経て、神山に移り住みました。神山つなぐ公社では「コミュニティ・アニメーター」として、主に大埜地の集合住宅とすみはじめ住宅から始まるコミュニティ育成を担当。休みの日はノラ上手に励んでいます。
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