石積みは頑丈か

神山日記帳2017年10月8日

中沢聖史

投稿者:中沢聖史

神山町にきて、初めて「石積み」という言葉を知りました。「石工」もです。最近ではめっきり通訳をする機会は減ったけれど、いまでも知らない日本語を聞くと、これは英語ではなんて言うんだろう、と思うことがあります。

「石積み」は英語で、「Stonewalling(ストーンウォーリング)」。「ストーン=石」、「ウォーリング=壁作り、壁材」という意味なので、そのままと言えばそのまま。

ところで、英語のストーンウォーリングには、「石積みの壁」という意味以外に、比喩として「鉄壁の守り」という意味もあるようです。

「Stonewalling」で画像検索してみます。すると、このような写真がヒットします。

どのような場面で使われている表現なのか。曰く、写真のように頑として会話に応じないケンカ中の恋人の態度がストーンウォーリング。スキャンダルに対して沈黙を貫く政治家の姿勢もストーンウォーリング。

頑丈で隙がないものの代名詞として「石積み」という表現が使われていることがわかります。

では、実際、石積みは頑丈なのか。

東京工業大学の真田先生によると、日本では、強度測定ができない、技術者が減っているなどの理由で、石積みがコンクリート擁壁へと姿を変えていっているとのこと。一方で、石積みは、良い石を使えばコンクリートより長持ちするし、技術さえ伝承されていれば、崩れても自分たちで修繕できるという長所があるそうです。

地域にとって、「伝統的な景観である」ということに加えて、実は頑丈(らしい)。ぼくが神山に移ってくる前には、上分で石積み学校なるものがあったようです。神山にきたからには、ぜひ石積みに挑戦してみたいものです。

中沢聖史

中沢聖史

神奈川県出身。神山つなぐ公社 教育プログラム担当。SNS音痴。インドア派。

中沢聖史の他の記事をみる

コメント一覧

  • コンクリートの壁を見ると、「つまんねぇな」と感じ、 石垣を見ると、先人から「頑張れよ!」と言われているみたい

    2017年10月8日 17:41 | ニコライ

  • 3月の上分・江田での石積み学校、参加しました! 石の選び方、置き方…いろいろ奥が深くて、1回やっただけでは全然分からなかったので、私もまた続けてチャレンジしていきたいです。

    2017年10月9日 22:09 | 高田

  • 丸い石を使った、石垣が一般的で、 「石積み学校」も、丸い石で練習するのでしようが、 丸い石が手に入らない「山の上」のほうでは、 「長方形みたいな形」の石を「くの字」型に積んである石垣があります。 「積み方」は違うのでありましょうか? 「丸い石」の積み方と 「基本」は同じなのでしょうか? ん・・・・ 「神山町にきて、初めて「石積み」という言葉を知った」貴方に聞いた 私が悪かったです。(笑)

    2017年10月11日 00:18 | ニコライ

コメントする

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * 欄は必須項目です