「せかいのかみやま」案内・・・

なんでも2009年3月15日

投稿者:中原 亨

むかし、「一週間のご無沙汰です・・」の口上で始まるテレビ番組がありました。今週いろんなことで忙しく投稿が遅れました。

先週の日曜日に「粟生の森づくり」が行われました。その様子はニコライさんが日記で流しているので、そちらをご覧ください。

森づくりの当日、大勢のお客さんが神山を訪れました。阿南市役所の「成人大学」の受講生。

創造の森のアートツアーをする受講生。

阿南市役所の生涯学習課では、毎年成人大学を開講しています。今年の受講生は約100人ほどいました。毎月一回ほどいろんな講師を招聘し講義を行っています。その講師として招かれたのが、グリーンバレーの理事長、大南信也氏。トオルちゃんはその講義は聞いていませんが、「せかいのかみやま・・」と題しての名講義だったらしい。

参加者は約40人ほどでした。

大南理事長の講義を聞いて感動した受講生のみなさん、今年の成人大学の閉講式はすでに終わっていましたが、今年一年間学んだ仕上げに神山にぜひ行きたいとの声が上がったらしい。そこで大型バスを一台チャーターして今回の訪問となったわけです。

前日に大南理事長から電話があって、「私はこの前講義をしているから、ガイド役は頼みます」とのこと。お代官様のご下命とあらば仕方がない、快く引き受けました。

成人大学の受講生とあってご年配の人が多い・・・。

10時に道の駅到着。それからゆっくりと歩いて神山温泉ホテル四季の里→創造の森→粟生の森頂上天辺丸と作品群を案内。ランドアート作品群一つ一つを丁寧に説明した。トオルちゃんは年間を通じて数多くの人たちを案内しますが、これほど熱心に話を聴いてくれるグループは初めてです。大南さんの講義がよほどよかったのかも・・・。

頂上に着いたのが12時少し前でした。

年配の人が多かったのでゆっくりとしたペースで歩きました。作品群は丁寧に説明したので頂上に着いたのはお昼ごろ。森づくりのみなさんと一緒に昼食をいただきました。この日の昼食は約70人分。食事当番の国子お母さんチーム大変ご苦労様でした。ご飯やおかずをパック詰めしてくれてあったので配膳時間が短縮できました。

遠来のみなさんにご挨拶する大南理事長。

歓迎の挨拶をする大南理事長。阿南での講義以来の再会です。受講生の代表からも丁寧な感謝の挨拶がありました。

受講生・森づくりのメンバーとの記念写真。

記念写真のあとゆっくりと山を下り大粟神社にお参りをして道の駅まで・・・。観光バスに乗り込んで、寄井座・下分小学校の作品展示場・アダムさんのアトリエなどを案内。午後からは山口かすみさんもバスで一緒しました。トオルちゃん、バスガイドさんが立ってる場所でマイク片手にこれまでのグリーンバレーの取り組みや鮎喰川流域の文化を語ったのは初めての体験でした。

さすが成人大学の受講生、いろんな質問が飛び交いました。みなさんの首には、「せかいのかみやまを見に行こう」と書いたタイトルと個人の名前が書かれています。神山温泉・阿川の梅の里・雨乞いの滝・明王寺のしだれざくらなどを見に来た人は数人いました。しかし、世界に向けていろんな取り組みをしている神山の実態に大感激でした。

アートツアーを終えて道の駅に帰りついたのが3時過ぎでした。朝の10時から5時間のふれあいでしたが大満足して帰られたのはよかったです。

みなさんと別れて、山口かすみさんを案内。大久保の里の菜の花畑やまだ見てない作品などを次々と紹介しました。最後はトオルちゃん宅でこれまでの取り組みの資料や写真集などを見てもらいました。彼女も来年の修士論文に向けて貴重な体験が出来たと思います。

余談ですがおととい成人大学の事務局の美馬さんから丁寧なお礼状と魚がどっさりと送られてきました。魚はアジです。家では食べきれないので近所や知り合いに配りました。我家ではアジの姿寿司・南蛮漬け・アジのタタキ・アジの開きのフライのおかずが当分続きそうです・・・・。

中原 亨

神山アーティスト・イン・レジデンスの自称学芸員。これまで招聘した作家たちの作品の解説はお任せください。年間を通じて数多くの訪問者を案内しています。 神山を元気にするため老体を鞭打ちと東奔西走しています。NPOグリーンバレーの理事。

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コメント一覧

  • 皆さんの満足そうな笑顔が印象的!ガイドが良かったことを窺い知ることができます。お世話になりました。

    2009年3月15日 20:50 | 大南 信也

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