アーティスト・イン・レジデンス シンポジウム 

9月1日(金)、2日(土)の2日間、神山町にて関西広域連合アーティスト・イン・レジデンスシンポジウムを開催する運びとなりました。


関西広域連合ではアーティスト・イン・レジデンス等、各地域の先進的取り組みを共有し、お互いのレベルアップにつなぐとともに、各地域の文化活動に携わる方々の交流、人的ネットワークの構築をおこなっていく目的でシンポジウムを2015年から開催しています。アーティスト・イン・レジデンスをきっかけとして、地域に来訪、制作するアーティストの視線より、地域の住民が地域に根付いた文化の価値に気づき、地域資源の再発見や、新しい文化の創造へとつながると考えています。

第3回目となる今回はアーティスト・イン・レジデンス事業を1999年から展開している徳島県神山町で開催します。
 

国際シンポジウム 関西アーティスト・イン・レジデンス
「アーティスト・イン・レジデンスがもたらすもの」


【国際シンポジウム プログラム】

■■■9月2日(土)■■■■

10:30~    オープニングセレモニー

10:45~11:15    キーノート・スピーチ    
テーマ      |    「アーティスト・イン・レジデンスがもたらすもの」
講師    |  吉本光宏 氏(ニッセイ基礎研究所 研究理事)

11:15~12:30    パネルディスカッション    
テーマ      |    「アーティスト・イン・レジデンス(滞在)する意味」
モデレーター|     小田井真美 氏(AIRプログラムディレクター)
パネラー   |         雨森信 氏(Breaker Project ディレクター、事業設計)
                                   土谷亨 氏(美術家、kosuge1-16代表)
                                   Pohwang(アーティストユニット)

13:45~16:00    ディスカッション    …
テーマ      |    「アーティスト・イン・レジデンスの検証、地域と作品の未来」
モデレーター|     小田井真美 氏(AIRディレクター、事業設計)
                            ハイジ・ヴォーゲル氏(AiR Platform NL coordinator )

 

【関連事業:プログラム】
シンポジウム開催前日の9月1日、9月2日の開催前に以下のプログラムも開催いたします。
参加を希望される方はお申込みの際にご記入ください。

■■■9月1日(金)■■■

②a  13:30~15:00 (神山町農村環境改善センター 3F多目的ホール)
「第7回創造農村ワークショップ」(文化庁/創造都市ネットワーク日本主催)
基調講演1「創造的過疎とグリーンツーリズム」
講師  大南信也氏(NPO法人グリーンバレー理事長)

②b  15:20~16:30 (神山町農村環境改善センター2F大会議室)
寄井座による阿波人形浄瑠璃ワークショップ
定員 30名

②c  17:30~
「アーティストトーク~交流会」
コットンフィールドキャンプ場
定員 30名 / 参加費:1,500円
 

■■■9月2日(土)■■■
  8時30分~  朝のアートウォーク
屋外作品の点在する大粟山「創造の森アートウォーク」ツアーをします。
定員 30名
※山の中に作品が点在しています。歩きやすい靴でお越しください。
午前中のウォークですが、まだまだ暑いと思います。飲み物もご持参ください。



【お申込みについて】

申し込み期限    2017年8月25日

ウェブサイト、電話・Emailにてお申し込みください。

■ウェブサイトからの申し込み
※こちらのイベントは終了しました。

<Emailでの申し込み> event(a)in-kamiyama.jp    ※(a)を@に変更ください。
(1)    タイトルに「国際シンポジウム参加希望」と記入し、合わせて参加を希望されるプログラムの番号をご記入ください。
※9月2日、オープニングセレモニー~パネルディスカッションまではお申し込みいただいた全ての方にご参加いただきます。
[① / ②a  / ②b  /  ②c  / ③]
(2)9月2日の昼食(お弁当:700円)ご希望の有無についてもご明記ください。
(3)氏名(ふりがな)、住所、性別、職業、連絡先(Tel/Email)をご明記ください。

<お電話での申し込み>
Tel.  088-676-1177 / 088-676-1178
(神山農村環境改善センター/NPO法人グリーンバレー内)
「アーティスト・イン・レジデンス・シンポジウムの申し込みです」とお伝えください。

※ご宿泊について
町内での宿泊先には限りがございます。
町内でのご宿泊をご希望の方はお申し込み時にお問合せください。
 


<アクセス>

■四国近県からのアクセス
高速バス    JR三ノ宮駅~JR徳島駅・1時間50分
JR大阪駅~JR徳島駅・2時間20分
自動車        徳島自動車道「徳島I.C.」より約50分

■徳島市からのアクセス
・徳島バス   
 JR徳島駅(徳島バス4番乗り場)~中津バス停(最寄り)・約60分
(時刻表) 神山線  佐那河内線 
※佐那河内線は佐那河内終点のバスもございますので、ご注意ください。

・自動車        JR徳島駅~神山町農村環境改善センター
①    国道192号~県道21号
②    国道438号        どちらも50分

 


主催             関西広域連合、徳島県
後援             神山町、歴史街道推進協議会、関西元気文化圏参加事業       
企画運営        NPO法人グリーンバレー
協力             神山アーティスト・イン・レジデンス実行委員会
 

登壇者のみなさま

吉本光宏|ニッセイ基礎研究所研究理事
1958年徳島県生。早稲田大学大学院(都市計画)修了後、社会工学研究所などを経て、89年からニッセイ基礎研究所。東京オペラシティや東京国際フォーラム等の文化施設開発やアートワーク計画のコンサルタントとして活躍する他、文化政策、創造都市、オリンピック文化プログラム、アーツカウンシル等の調査研究に取り組む。現在、東京2020組織委員会文化・教育委員会委員、文化審議会文化政策部会委員、東京芸術文化評議会評議員/文化プログラム検討部会部会長、(公財)企業メセナ協議会理事、東京芸術大学非常勤講師など。主な著作に「文化からの復興」「再考、文化政策」など。

土谷 享(つちやたかし)
美術家。 2001年よりアーティストユニットKOSUGE1-16代表。高知県佐川町地域おこし協力隊(2016〜)。
KOSUGE1-16の主な個展やプロジェクト、「そーまのたらい展」九州芸文館(2017)、「アッペトッペ=オガル・カタカナシ記念公園」せんだいメディアテーク(2016)、「THE PLAYMAKERS」Mac Birmingham/イギリス(2012)「どんどこ!巨大紙相撲」(2006〜)。主なグループ展、「いちはらアート×ミックス」(2014)、「あいちトリエンナーレ」(2010)、「こどものにわ」東京都現代美術館(2010)、「横浜トリエンナーレ」(2005)。主な受賞暦 岡本太郎賞(2007) 

雨森信
Breaker Projectディレクター、成安造形大学客員准教授、大阪市立大学都市研究プラザ特別研究員。2002年-2007年、NPO法人記録と表現とメディアのための組織[remo]の立ち上げ、企画・運営に携わる。2003年より大阪市文化事業として「Breaker
Project」を始動し、既存のシステムにはおさまりきらない独自の表現活動に取り組むアーティストとともに、新たな表現の場を社会のなかに開拓する。また「水都大阪2009」にて藤浩志のプロジェクト「かえるシステム」、「BEPPU
PROJECT2010」美術部門のディレクターを務めるなど、地域に根ざしたアートの実践を通して、現代における「芸術と社会の有効な関係」を再考する。

ポーワング / Poh Wang
牡丹靖佳とヒロキチによるアーティストユニット。2000年より東京を中心に活動をはじめ
、その後、青森県八戸市、オランダ、スコットランドなど世界各地のレジデンスに参加。
その土地の地理的、社会的、歴史的な構造を分析し、ビデオ、彫刻、インスタレーション
などさまざまなメディアを使い、現実と虚構の入り混じった世界を作り出すことで、社会
に潜む「あたり前」に疑問を投げかける作品を制作している。神山AIRには2010年に参加
し、寄井座に「イメージとしての移動遊園地 “Time &amp; Rip”」を制作した。

ハイジ・ヴォーゲル
アーティスト、映像作家。長期間のリサーチを核としたプロジェクトを行っている。現在はモロッコにてドキュメンタリー映像の制作をしている。
オランダAIRプラットフォームであるトランス・アーティスツのコーディネーターとして、設立当初より活動しており、オランダ・フランデレン地域のAIR団体間の情報交換の場を提供し、主催者と世界中のAIR事業をネットワークで結ぶ場を設けている。また、滞在型の芸術制作プログラムに関するさまざまなアドバイスを、アーティスト、資金提供者、政策立案者らに向け発信している。

小田井 真美
AIRディレクター / 文化芸術事業設計
1966年広島市生まれ。2001年から02年までとかち国際現代アート展デメーテル事務局、03年よりNPO法人S-AIRに所属し、アーティスト・イン・レジデンス(=AIR)の運営、アートによる地域活性化事業、アーティスト・イン・スクールの企画、Sapporo2 Project (札幌の雪と除雪を考えるアートプロジェクト)のプロデュース。TransArtist(オランダ)で文化政策とAIRネットワ-キングについて研究を行い、アーカスプロジェクト(茨城)ディレクター、コマンドNと共にアーティストの移動のためのポータルサイトMOVE ARTS JAPANに携わる。札幌国際芸術祭(SIAF)2014でチーフプロジェクトマネージャーを務め、現在は札幌市のAIR施設さっぽろ天神山アートスタジオAIRディレクター、文化芸術事業とその背景に係る調査研究・事業設計が生き甲斐。