KAIR2008

カリン・ヴァン・デ・モーレン
大学にて国際法を学ぶが、卒業後、画家、そして彫刻家として全く別の道を歩むこととなる。オランダを拠点に制作活動を行いながら、ヨーロッパ各地、アジアで個展を開催し、また、ランドアーティストとして各地でのプロジェクトに参加している。「私は日本の茶碗をイメージしたサイト・アート作品を作りたいと思って神山にやってきました。しかし、初めて日本に来て体験したことがあまりにも新鮮で印象的だったので、ここでの生活体験を自然な形で作品に反映させたいと考えるようになりました。」

アンドレア・デジョー
ハンガリア系ルーマニア人としてルーマニア、トランシルバニア地方にて幼少期を過ごす。現在、ビジュアルアーティストとして活躍しながら、また執筆活動も手がける。「小野さくら野舞台では、神山町が所蔵する1500枚の襖絵の一部を保管し、現在でも使用していますが、私の作品が将来使われるとすれば、神山での公演では1930年代以降では初めての新しい襖絵として登場することになります。」

安岐理加
香川県小豆島生まれ。名古屋芸術大学彫刻科卒業、沖縄県立芸術大学彫刻科研究生修了。
学生の頃より野外彫刻展へ参加し、その経験から場所と人々の記憶の関係性に興味を持つようになる。「この土地で暮らし、慎ましやかな営みを送る人々にとって、それらの存在はどのように発生したのか、古への妄想はやむことはない。
日常を営むその淡々としたリズムの繰り返しの中での彼らの豊かな感受性と、土地や他者への敬愛と、そして日々への問い。
私はそれらにより添いながら、日々とアートの幸せな関係を探したいと思っている。」