「ごみのゆくすえ見学ツアー」開催しました!

住まい2025年12月5日

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投稿者:移住支援センター

みなさんこんにちは!神山町移住交流支援センターの進藤です。
12月3日に「空き家活用はじめの一歩」ワークショップの最終部、
「ごみのゆくすえ見学ツアー」を開催しました。

前回、前々回とともに、ご参加いただいた方、遊びにきてくれた方、
本当にありがとうございました!

神山町移住交流支援センターでは、移住が決定した空き家の片付けサポートを行なっています。
その際、「特別収集」という制度を利用してごみを収集、処理しています。

大量のゴミが出る時などの、普通の収集場所に出せない理由がある場合に使用できる制度で、環境センターのトラックに直接来てもらい、ごみを収集してもらいます。

今回のワークショップでは特別収集の現場と、そこで収集されたゴミがどのように処理されるのかを参加者と一緒に学びました!

トラックが来る前にごみの配置を再確認します。
大量の粗大ゴミや、袋に詰めたごみをスムーズにトラックに積み込むには、それぞれのごみの置き場所をしっかりと考える必要があります。

数々の特別収集の現場を経験してきた伊藤さんは、環境センタースタッフとの長年のやりとりの中でノウハウを培ったそうです!

今か今かと待ち構えていると、おなじみの青い環境センターのトラックが登場しました。
今回の現場は上角商店街の「まちなか」の空き家だったため、近隣に迷惑をかけないためにもスピード感をもって作業することが求められました。

まずは、あらかじめ玄関先に準備しておいたタンスなどの粗大ゴミをトラックに積んでいきます。
バケツリレー形式で環境センタースタッフにものを手渡していくと、素早い手さばきでテトリスのようにトラックに粗大ゴミが積まれていきました。

無駄のないプロの動き。

粗大ゴミの次は袋に詰めたごみも積み込んでいき、あっという間に積載が完了しました!
(肌感覚で言うと30分ほど?)

せっかくの機会なので、お世話になっている環境センタースタッフの方々とトラックの前で記念に一枚。

移住者の住居は空き家が多い神山町では、環境センタースタッフの方や、特別収集などの制度に支えられて移住が成り立っているのだなと改めて感じました。

環境センターのトラックをお見送り。
お昼休憩を挟んだ後、トラックを追いかけて「神山町環境センター」に向かいます。

農村環境改善センターに再集合した参加者は、町のバスに乗り込みさっそく環境センターへ向かいます!
(がっきーさん、リクエスト通りのポーズありがとう。 優しい先輩。)

道中のバスの中は、自己紹介や参加理由などを発表して終始和やかな雰囲気。
バスに揺られること15分ほどで、広野の山道へ曲がったバスはくねくねとした道をのぼりはじめ、本当にこんな山奥に大型施設があるのか?と思っていたらいきなり山道がひらけ、環境センターが登場しました。

住民課の井上さんの案内で、午前中に自分たちが積み込んだごみがどのように処理されているかを見学しました。
参加者からはどのようなごみの処理が難しいか、どのように袋に入っていると嬉しいかなどの質問がありました。

不燃ごみはリサイクルできる金属を極力取り除くため、スタッフの方がハンマーや電動ドリルなどを使用して、手作業でごみの分解作業を行っています。

神山町の高いリサイクル率は働く人の努力と町民のしっかりとした分別によるものなのだと感じました。

粗大ゴミは一旦センターに保管して、外部の専門業者に引き渡したりしているようです。
ごみを積み込む順番がなぜ大事なのか、この部分をみるとよくわかります。

このようなコンベア機を使用してあきびんの色分けをおこなっているようですが、色が間違っているとスタッフの方が手作業で分別する必要があるため、しっかり色を分けて分別することが重要になってきます。

茶色びんの山をよく見てみると神山ビールのびんや大塚製薬の製品がたくさん。
さすが神山町のごみ。

最後は座学で環境センターの来歴やごみの処理について、統計情報を交えながら詳しく学びます。
(本来はこの部分が初めに行われるそうです。)

極力埋め立て処理を行う量が少なくなるように、環境センターで処理が行われますが、それでも埋め立てないといけないごみが「最終処理場」に運ばれます。

座学を行う部屋の後ろのブラインドをバサっと開くと、そこには「最終処理場」が広がります。

最終処理場は言わずもがな永遠に埋め立てられるわけではなく、現在のペースだとあと15年ほどでいっぱいになってしまうそうです。(約10年前の環境センターツアーの記事を見ても15年ぐらいと書かれていたので、実際はもっと早くいっぱいになってしまうかも?)

そして、現行の最終処理場がいっぱいになった後はどのようにごみを処理するかはまだ決まっていないそうです。

参加者のみなさんが真剣に最終処理場を覗き込んでいたのが印象的でした。

帰りのバスの中では、もらった資料を読み込む方、
買い物をする時にごみになる時のことまで考えて買おう!と言っている方、
ごみの分別を今まで以上に頑張るぞ!と決意されている方、
自分を含めて、ツアーに参加したみなさんが普段捨てているごみについて深く考えるきっかけになったようです。

11月22日にスタートした「空き家活用はじめの一歩 ツアー&ワークショップ」も無事に終了し、多くの方に参加していただいたり、遊びに来ていただいたりしました。

関わってくださったみなさん、本当にありがとうございました!

 

 

 

 

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移住支援センター

物件紹介から交渉、契約、地域への順応支援にいたるトータルサービスを提供。 「こんなところに住みたい」という移住希望者の要望と、「こんな人に来てほしい」という所有者や地域住民の仲介役を果たします。 「これがダメなら、あれはどう?」というような不動産屋さん的な対応はしません。 最適で、最善の組み合わせを実現するため、一件一件に時間をかけます。 家探しには忍耐が必要です。その忍耐力をお持ちかどうかも、マッチングの大きな要素となります。

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