NPOサミット2025にグリーンバレーが参加しました!
住まい2025年12月26日
みなさん、こんにちは!
グリーンバレー移住交流支援センターの進藤です。
年の瀬も迫る12月21日に、グリーンバレーのメンバーがNPOサミット2025に参加してきたのでご報告します。
NPOサミットは神山町ではおなじみの株式会社ソノリテ主催の全国のNPOとそれを応援したい人を結ぶイベントで、各NPOによるプレゼンテーションを通じて、参加者が応援したいと思った団体にその場で寄付ができるというイベントです。(結果は後ほど!!)
特別協賛のサイボウズ株式会社の東京オフィスでの開催でした。
グリーンバレーの発表は全13団体のうち、最後から2番目だったので、心臓バクバクの状態で他団体のプレゼンを聞くことになりましたが、どの団体も個人的な原体験や具体例などを交えながらの発表で、それぞれの社会問題解決に対する温度感の高さが伝わってきました。
JVCというワクチンを寄付する団体を通じてワクチン寄付を22年間に及び行ってきた、元プロ野球選手の和田毅さん。
茨城県つくば市で、不登校や学習につまずきがちな子どもたちの育ちと学びをサポートしている特定非営利活動法人リヴォルヴ学校教育研究所。
東日本大震災後の東北で子供や若者の支援を行っている認定特定非営利活動法人底上げ。
日も落ち始めた16時ごろ、ついにグリーンバレーの番が回ってきました!(心臓バクバク)
グリーンバレーの移住部門の空き家活用の取り組みに関しての内容を共有しました。
トップバッターは神山町出身の中川さん。
「つかみ」の部分を担当した中川さんは、自身のUターンの経験をもとに、神戸から帰省した際に神山町に面白いお店ができていたり、新しい取り組みが始まっていること、そしてそれらが空き家活用というかたちで行われていることに着目し、空き家活用とまちづくりのがどのように結びついているのかを地元出身者の目線で語りました。
「こんな退屈なまち、大人になったら出て行ってやる!」と思っていた子供時代から「自分の地元は面白いのでは?」と思うようになった大学時代にかけての心情の変化などを話しました。
最近移住してきた進藤にバトンタッチし、新しい移住者の目にはどのようにグリーンバレーのまちづくりや、空き家活用が映っているのかを、具体例をいくつか紹介しながら説明しました。
日々町内で生まれるアイディアと空き家活用が合わさった時に、まちに活力を与えるような取り組みとして実現していく実例をいくつか紹介することで、空き家活用がいかにワクワクするようなプロジェクトが継続的に生まれ続ける土壌づくりに寄与しているかを説明しました。
最後は、ベテラン伊藤さんが神山町が近年抱えている問題と、それに対してどうグリーンバレーがアプローチしていて、どのような部分が資金援助によって解決されるのかについて話しました。

空き家の家主さんと移住者の両サイドをサポートし、丁寧なマッチングを行うことで短期的な経済合理性に基づく不動産売買・賃貸ではなく、長期的に移住者が地域に根ざしていき、ひいては町の経済や文化の持続につながるように活動していると説明しました。
「創造的過疎」を軸に、NPOが長期的に空き家と向き合うことで、過疎化が進んでも持続可能なまちづくりを行いたいという熱い思いを伝えてプレゼンテーションを締めくくりました。
気になる寄付の結果はというと…
平均より少し下ぐらいに終わりました。(途中経過なので、ここから変動する可能性はありますが。)
ちなみに、神山町ではおなじみのモノサス本橋さんに集計のコーディングをしていただいたそうです。
特定の地域で活動しているNPOが、短い時間で神山町に関わりのなかった人に活動の背景を説明し、共感してもらい、かつアクションを起こしてもらうのは難易度の高いことだと改めて痛感しましたが、それと同時に活動内容やその裏にあるロジックや情熱を言語化することで、「応援したい!」という気持ちにさせることも工夫次第ではできるのだという発見もありました。
他団体や聞き手からのフィードバックも色々いただき、発信に関する課題も少し明確になった実感があるので、町内町外を問わずにこれからも言語化とコミュニケーションを継続しながら、改良していこうと強く思いました。
イベント後に行われた懇親会で他のNPOとのネットワークもしっかり構築したのち、ホテル近くのお店でお手頃価格北京ダックをいただきながら反省会を行いました。
神山町で日々空き家と向き合っているグリーンバレーですが、プレゼンテーションを通じて自分たちの活動を言語化するプロセスの中で、自分たちを俯瞰的に観察し、課題や希望を見出すことができたのではないかと思います。
以上、NPOサミット2025の報告でした!
それではみなさん良いお年を!そして来年も何卒よろしくお願いいたします。

移住支援センター
物件紹介から交渉、契約、地域への順応支援にいたるトータルサービスを提供。 「こんなところに住みたい」という移住希望者の要望と、「こんな人に来てほしい」という所有者や地域住民の仲介役を果たします。 「これがダメなら、あれはどう?」というような不動産屋さん的な対応はしません。 最適で、最善の組み合わせを実現するため、一件一件に時間をかけます。 家探しには忍耐が必要です。その忍耐力をお持ちかどうかも、マッチングの大きな要素となります。
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