石徹白洋品店『たつけ』公開制作会(見学無料)

学び、ものづくり

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投稿者:namazu

場所:
神山町農業環境改善センター
開催日時:
2018年9月22日 9時〜15時

霊峰・白山の南山麓に位置する小さな集落、石徹白(いとしろ)。
「たつけ」とは、石徹白で昔から着られている、農作業着です。

石徹白での農作業風景と、約100年前のたつけ 提供:平野馨生里さん

石徹白洋品店を営む平野馨生里さんは、石徹白に移住した当初、古い「たつけ」と出会い衝撃を受けました。洋裁の素養があった馨生里さんでしたが、「裁断方法、縫い方が想像できない」。「全て直線裁断にもかかわらず、動きやすく、少ない生地で無駄を出さずに出来上がる。
たつけは、まさに和服の集大成」と、馨生里さんは感じました。


そこから馨生里さんは、 最適な生地探しを繰り返しつつ、「たつけ」を今の時代に合わせた、履き易いサイズやデザインにアレンジし続けています。

そんな馨生里さんを石徹白からお招きして、「たつけ」の公開制作会を開きます。当日は15人ほどの「縫い子」さんたちが、採寸から裁断、縫製に至るまで、一日がかりで「たつけ」作りを習っています。

公開制作会の様子は、どなたも無料で見学できます。実際に眼で見て、そして是非、石徹白の技を覚えて帰ってください。動きやすく、蒸れにくい「たつけ」は、農作業だけでなく、子供服にもぴったりです。ご自身やご家族に、そしてお子さんやお孫さんに、「たつけ」を作ってみてはいかがですか?

「衣食住。暮らしに欠かせない三大要素の一つである ”衣” をこの手に取り戻すこと。
石徹白の自然の恵みを頂いて、感謝の気持ちを持ちながらものづくりをすること。
そして、石徹白の人々とともに楽しくものを生み出すこと。
私がめざすことです。
いつの日か、石徹白に残っていた手績み、手織り、藍染の”たつけ”を復活させたいという夢を抱きつつ、まずは
一人でも多くの方に”たつけ”の着心地の良さを味わっていただきたいと願っています。」

ー 石徹白洋品店 店主 平野馨生里


*石徹白洋品店の展示会も開催されていますので、実際に商品をお手に取ってお試しください。丁寧なモノづくりを、感じていただけると思います。

【日程】9月22日(土)、23日(日)
【時間】10時〜17時
【場所】神山町農業環境改善センター

 

石徹白洋品店のウェブサイト
http://itoshiro.org/


【企画・お問い合わせ】スタジオしわしわ 080 – 5042 – 3536 

 

 

公開日:2018年8月25日