鮎喰川すまい塾#12「楽しい原っぱの育て方」

学び、ものづくり

高田 友美

投稿者:高田 友美

場所:
大埜地の集合住宅
開催日時:
2019年5月18日 9時〜12時

神山のこれからの暮らしや住まいについて学び合う 「鮎喰川すまい塾」。
今回は、大埜地の集合住宅のランドスケープデザインを担当する
田瀬理夫さんから「楽しい原っぱの育て方」について学びます!

田瀬さんは、在来種をはじめ、地域資源を生かした景観・植栽形成を
数多く手がけてきたランドスケープ・デザイナー。
(代表作に、ゆりが丘ビレッジやアクロス福岡、地球のたまごなど)
大埜地の集合住宅でも、敷地にもともとあった植栽を生かしたり、
高校生と一緒に鮎喰川流域の植生の苗木をつくりながら、
景観づくりを進めています。
その中でも私がとくに気になるのが、鮎喰川コモンの
「原っぱ」の育て方(下イラストの赤点線のあたり)。
町民を中心にひろく開かれた空間として整備する予定なので、
いろいろな人たちと楽しめる空間になるとよいなと思っています。

芝の生える間に在来種の野の花や草がふわっと茂ってくるといい。
そのためには、一気に草をがーっと刈ったり、取り尽くしてしまう
のではなく、それぞれの草の様子を観察しながら
「これは勢いの強い外来種だから、小さいうちに根っこから抜いておこう」
「小さな苗木の周りの草は、栄養をとられてしまうから、早めに抜こう」
「外来種だけど、花がかわいいから、種になる直前で取ればよいか」
などなど特徴を見極めながら、選択的に除草し、愛着をもって
手入れしていくのがよいそう。(その手法を「選択除草」と呼びます)

上の写真は、2年ほど前に見学に行った東京の味の素スタジアム
西競技場「みどりの広場」の原っぱの様子。田瀬さんの指導のもと、
継続的に選択除草を実践し、芝生の間に様々な武蔵野の草花が
ふわっと茂っていて、とても気持ちよい空間に育っていました。
過去5年間で選択除草対象として確認した帰化植物は65種類、
出現した在来植物は110種類を超えたそう。生える草が変わると、
原っぱにいる虫や飛んでくる鳥もだんだん変わってくるんです、
と楽しそうに語る田瀬さん。

まだまだ工事が進行中の大埜地の集合住宅ですが、様々な植物が
混植している状態を丁寧に整えていくと、5年後・10年後には
どんな風景がここに生まれてゆくのでしょう。そんなことを
思い描きながら、一緒に楽しい原っぱの育て方を学んでみませんか?

鮎喰川すまい塾#12 「楽しい原っぱの育て方」

●開催概要  2019年 5月18日(土)9:00~12:00
  9:00~ 田瀬さんのミニレクチャー
  9:30~ 今、生えている草の名前の確認
  10:00~ 選択除草の実践
  11:30~ ふりかえり
  12:00  終了予定

●集合場所  町民体育館の駐車場に8:50までにご集合ください
  ※集合住宅の敷地内に来訪者用の駐車スペースはありません。
   町営体育館もしくは神領公民館の駐車場をご利用ください。

●申込方法
事前に、高田までメールでお申し込みいただくか、
(宛先:takada(at)tsunagu-local.jp)※(at)を@に変えてください
Facebookのイベントページの「参加」ボタンを押してください。
(参加人数の把握のため、また、万が一雨天中止の場合に連絡します)

●持ち物など
・軍手や手袋
・草とりの道具(鎌や選定ハサミなど、あれば)
・飲み物など

●主催  神山町・神山つなぐ公社
 協力  神山町のあす環境デザイン共同企業体


***ここ半年の入居者の皆さんとの選択除草の写真より***

公開日:2019年4月15日

高田 友美

高田 友美

静岡県浜松市出身。神戸→東京→スウェーデン→滋賀を経て、神山に移り住みました。神山つなぐ公社では「コミュニティ・アニメーター」として、主に大埜地の集合住宅とすみはじめ住宅から始まるコミュニティ育成を担当。休みの日はノラ上手に励んでいます。

高田 友美の他の記事をみる