孫の手プロジェクトとは?

家の周りの手入れが難しくなった高齢者のもとへ高校生が訪れ、学校で教わった造園技術を活かし「地域の困りごと」を有償で解消する交流プロジェクトです。

数年前、高校の先生方が地域を舞台にした実践的な教育機会を求めていました。当時は、通学する高校生は町外の子が大半、町内の子どもは1割以下。地域とのつながりが薄くなっている状態でした。一方で、家周りの手入れに難しさを感じる高齢の方々の存在があり、高校と高齢者の方々をつなぐ「孫の手プロジェクト」が始まりました。

高校生は、学校で学んだ技術が実際に社会で役に立ち、喜ばれた経験を得ていきます。ただし、高校生が単なる労働力になるような「便利なサービス」ではなく、家周りの手入れ等を介した「交流プロジェクト」であり実践教育の機会として、作業の合間には依頼主である地域の方と交流する時間を設けています。

●映像の紹介
・孫の手プロジェクト[高校プロジェクト・その1]