民家改修プロジェクト1軒目の着工を前にして、神奈川県の藤野と栃木県の益子町に行ってきました。

1日目の藤野に行く前、調布市にある味の素スタジアムにも寄り道しました。今回はそこで見た風景について、移住交流支援センターの伊藤がレポートします!

味の素スタジアム・西競技場「みどりの広場」

この広場は、神山町の集合住宅プロジェクトでランドスケープデザインを担当してくださっている、田瀬理夫さんが手がけたもの。武蔵野に昔から生えている野の花を残し、外来種を除草する、選択除草という手法で管理されています。

選択除草の様子は、 5×緑(ゴバイミドリ)さんのHPに詳しく載っています。興味のある方はぜひこちらもご覧ください。

東京です!

選択的に除草されなかった在来の草は、ひざ丈くらいまで伸びて花を咲かせていました。神山町に住んでいる感覚だと、草刈り機でバーッと刈る人がいてもおかしくないです。でも個人的には許容範囲内。いつもは雑草扱いされている草が、主役扱いになっていて興味津々でした。

例えば、ねこじゃらし(正式名エノコログサ)は名前からして在来種ですね。のびのびと生えています。

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神山の視察ツアーでは、ひとつの場所の見学を終えると、すかさず移動の車の中で振り返りをします。今回も藤野に向かいながら、味の素スタジアムで感じたことをメンバー内で共有していきました。

たしか私はこのような話をしたと思います。

”草の伸び具合は、草刈鎌で刈っている家の裏庭も同じくらい。
ただ家の裏庭はずっしり重たい感じがするけど、味の素スタジアムの風景は何となく軽い感じがする。”

選択除草のことを聞いていたので、先入観が入っていたかもしれません。車の中では何気なく話をしたけれど、実際はどうなのだろうと気になっていました。

そこで少しおこがましい気もしますが、味の素スタジアムと家の裏を写真で比べてみることにします!

味の素スタジアム

家の裏

みなさんはどう思いましたか?
家の裏の方が重たい気もするのですが、どっちもどっちに見えてきたりもします 笑 

鬼籠野地区で始まっている民家改修プロジェクトでも、まず最初にした作業が裏庭の手入れでした。 神山のような山間地の集落では、家の手入れと周辺の土地の手入れがだいたいセットでついてきます。つまり私たちは空き家になった家を再活用するとともに、周辺の風景もいっしょにつくり直しているのです。

この選択除草は、風景づくりの1つの手法ということで、これから神山でもやってみたり、やってみなかったりするのかと思います。味の素スタジアムの見学をきっかけに、裏庭をあらためて観察してみるなど、身の回りの植物を考えるいいきっかけになりました!

ちなみにトップの写真は、味の素スタジアムにあるアートな堆肥置場。かっこいい風景つくってます!

移住交流支援センター
いとう 

*視察レポ、まだ続きます。

 

-今回おぼえた植物メモ-
・エノコログサ(ねこじゃらし。裏庭には生えていない。)
・ツユクサ(花はかわいいが、繁殖力つよし。)
・ヒュウジ(根が強い。虫もわく。)

民家改修プロジェクト1軒目の着工を前にして、神奈川県の藤野と栃木県の益子町に行ってきました。

神山では色んな職種、色んな立場の人の組み合わせでツアーを組みます。だから視察先で注目するポイントも人それぞれ。

ここでは移住交流センター伊藤の視点から見えてきたものをご紹介します(今回は益子編!)

(左から)製材屋、建築士、移住交流支援センター、大工、大工、ガス水道配管屋、アーチスト、旅のコーディネーター

現地の大工さん、建築士さんの案内でたくさんの家を見学したのですが、私が1番気になったのは古材・古家具の使われ方。まずはリフォームの家から。

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神山でも見かけるような和箪笥が、キッチンに組み込まれたり、そのままキッチンカウンターとして使われたり。

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木製建具は大切に活かします。

次は新築の家々。

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波板トタン張りのお家でも木製建具が使われています。
ツンっとした印象が少しやわらぐ感じ。

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さっきのお家の中。印象がガラリと変わります。

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玄関のとびら側の3枚は古材、残りは新材の床。
古材に合わせた塗装が工夫されています。

別のお家です。

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古家具と新材の組み合わせが、だんだん違和感なく見えてきました。

右手の引き戸に近寄ります。レール状の金具で上から吊ってあるようです。

アールも効いてます00014030.jpg

吊り下げてあるから、床面はバリアフリーになっています。

最後は小ぶりな草屋根のお家。

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外観はしっくり控えめ、中身に大工の技の粋がつまっていました。

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実は骨組みに、会津で解体された小屋の骨組みが丸々使われています。両幅が1間ずつほど足されていて、移築という技術がベースなのだとか。

この規模の解体&移築は、まだまだ序の口だそうです。 それをさらっと言ってのけた、益子の大工さんがカッコよかった。

おそらく神山にも、古材・古家具という資源はたくさん眠っているはず。ただ保管や修繕、実際の取り付けには手間がかかりそうで、今までおよび腰になりがちでした。今回、素敵な実例をたくさん知れたおかげで、こうした手間にも前向きに取り組めそうです。

次から空き家の掃除では、古材・古家具が立派な資源に見えることでしょう。まずは保管場所を探すところから、じわじわとがんばります。益子のみなさん、ありがとうございました!

移住交流支援センター
いとう 

*視察レポ、もう少し続きます。

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2009-06-03 | 大南 信也 | コメント数(11)