近年の神山は、サテライトオフィスを開設する企業が増え、様々なオフィスが集積しています。多様な人が入り交じる様子から伝わってくるのは、まちに魅力を感じた人が働いているということ。今回は、コワーキングスペース(共同の仕事場)「神山バレー・サテライトオフィス・コンプレックス」についてお届けします。

神山バレー・サテライトオフィス・コンプレックス(通称:コンプレックス)は、空き家になっていた元縫製工場をリノベーションし、2013年1月にオープンしました。NPO法人グリーンバレーが運営・管理しています。

もともと町の雇用を生み出していた場所から、地域発のサービスやビジネスが新しく生まれてほしいと考え、人や事業と場所に集い交わることで化学反応を起こす「成長するオフィス」を目指してスタートしました。

気軽なドロップイン利用からサテライトオフィスの拠点、ワークショップや研修合宿など、使い道はアイディア次第です。リモートワークに適しているかどうかを実験するなど、お試し施設としても利用可能。真向かいにある鮎喰川をのぞむホテル「WEEK神山」に滞在しながら、神山町で暮らし・働くことを体験できます。

併設されているデジタル工作工房「神山メイカースペース(KMS)」は、町内のクリエイターを中心に運営組織され、会員になると誰でもレーザーカッターや3Dプリンターなどを活用した様々なものづくりに開かれている場所。隣の敷地には、「おひーさんの農園 チーノ」があり、家庭菜園の会「ノラ上手」では野菜づくりを楽しめます。町内外から活用する方が増え、今では地域の人の楽しみや働く人の息抜きにもなっているようです。

どんな場所で誰と一緒に働いていくのか。集まって働くことで、新しい組み合わせとともに可能性が生まれていく様子が面白い場所。働く場所に関心のある方は、どうぞ足を運んでみてください。

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神山バレー・サテライトオフィス・コンプレックス
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