高校プロジェクトの背景

「高校プロジェクト」は、まちと高校が共に育ち合い、将来のまちの姿をつくっていこうとする取り組みです。神山町には、全校生徒約90名の小さな農業高校があります。約70年前、開校された当時は農家の娘・息子たちが通う「まちの学校」でした。時代の移り変わりとともに、定時制から全日制へ、農林科から造園土木科・農村家庭課程から生活科へと変わり、今では町外からも多くの高校生が通っています。

ここ近年、造園や農業を学ぶ農業高校の専門課程を活かし、高校生たちが実習や授業外の活動として地域社会の取り組みに参画する場が増えています。学校で学ぶ内容と実社会のつながりを体験的に学び、地域の人たちとの関わり合いを通し、自身の人生像や仕事観を育む機会となっています。地域においても、高校生たちの取組みが環境保全や地域景観の維持につながっています。

これらの状況を背景に、城⻄高校神山校は2019年度より、農林業を基盤とするこの土地に学び、未来を拓く人づくりの拠点として、「地域創生類 環境デザインコース/食農プロデュースコース」へと生まれ変わりました。

 

                                                                                

●環境デザインコース
造園の知識や技術を習得し、農林業を基盤とした山村や河川流域環境の保全・再生にも取り組む

●食農プロデュースコース
安全・安心な農産物の生産から加工調理、商品開発・販売までの実践を通じた持続可能な農業体系や環境保全型農業の概念を学ぶ

詳しくは、城西高校神山校のWEBサイトをご覧ください