日本一のすだちの産地を支える援農者を募集します

募集中2021年8月2日

「神山で働く」編集部

投稿者:「神山で働く」編集部

神山町は、日本一のすだちの産地です。

約60年前に町内ではじまった、農業としてのすだち栽培。すだち農家が手を取り合い、長い時間をかけて、まだまだ知名度が低かったすだちの美味しさを、日本全国へと広めていきました。

今年の夏、すだちの収穫を手伝ってくれる援農者を募集しています。

 今回、すだち農家さんと援農者をつないでくれるのは、JA名西郡農作業無料職業紹介所(以下、紹介所)。ここで主任として働く森下友裕さんにお話を伺いました。

──紹介所はどのようなきっかけではじまったのでしょうか?

森下:紹介所を立ち上げたのは、いまから5年前です。きっかけは、すだちの生産者のみなさんからの「いままで近所の人が手伝いに来てくれよったけど、その人たちも高齢になった」「からだがしんどいけん、来年からこらえてよ(許してよ)、と言われた」「夫婦だけの力では難しくなってきた」という声が、だんだん大きくなってきたことですね。

これまでは、家族や親戚、町内に暮らす近隣の人たちでやりくりしていたのですが、それが町内だけでは手が足りなくなってきて。そこで、知り合いだけでなく、町内や町外からも援農者を募集していけたら、となったのがはじまりです。

個別でハローワークに求人を出す方もいますが、それ以外の選択肢が増えたら良いなと思って、紹介所でも求人活動を行っています。農家さんたちにも、雇用研修に参加してもらい、受け入れ側の意識を高め、援農者が働きやすい環境づくりに取り組んでいます。
 

 ─応募するにはどのようにしたらいいですか?

森下:まずは、紹介所にお越しいただき、実際にお会いして、希望やこれまでの経験などの話を伺い、登録させていただきます。求人登録をされている農家さんが数件いらっしゃいますので、それぞれの希望や条件と照らし合わせて、農家さんと援農希望者の方をつないでいきます。雇用の契約は、JAとではなく、直接その農家さんと契約していただきます。

 今回募集している、すだちの収穫期間は、8月から9月いっぱいまで。基本的な就労時間は、朝8時から夕方17時までです。時給は1,000円前後です。休日については、農家さんと話し合って決めていただきます。農家さんによっては、1日のうち数時間でも良いという方もいるので、午前中や午後のみの援農も可能な場合もあります。

 

──すだちの収穫経験がなくても大丈夫でしょうか?

 森下:毎年来てくれる人もいますが、ほとんどは未経験の方なので、ご安心ください。短時間であれば働ける主婦の方や、夏休みの期間を利用した学生さんも大歓迎です。

 
──どのような作業がありますか?

 森下:主に収穫作業をします。すだちは2L(直径36〜39mm)というサイズが、いちばん商品価値が高いんです。前半期は、“選(よ)りどり”と言って、2Lの規格板にすだちの玉を当ててみて、その規格にあったサイズのすだちのみを順次収穫していきます。

後半期は、“総どり”といって、大きさは関係なく、すべてとっていきます。と言うのも、他の柑橘類は自然と実が落ちるのですが、すだちの実はとらないとそのまま残って、次の年の生育状況に関わってくるので、すべて収穫する必要があるんです。

上手な収穫のしかたについては、マニュアルが用意してあるし、事前に収穫講習会を開催することもあります。コロナなどで開催できない場合は、農家さんからしっかり丁寧に教えてもらうようにお願いしてあります。また、初めての作業の時には、できるだけ私や紹介所の職員も立ち会うようにしています。

スダチ作業マニュアル

──どのような格好で作業しますか?

 森下:暑い中での作業となりますので、通気性の良い麦わら帽子や、後ろまでつばが付いている帽子が良いですね。軍手は丈夫なもの。そして、動きやすい長袖シャツと長ズボン。すだちの枝が落ちていて怪我をしやすいので、靴は底がしっかりしていて、動きやすいものを選んでください。
 

 ──作業着の他に、自分で用意するものはありますか?

 森下:昼食や飲みものは、各自で準備していただきます。熱中症対策として十分な水分を取るようにお願いしています。ハサミやカゴなどの作業に必要な道具類は、だいたい農家さんの方で用意してくれています。


 ──仕事が始まった後の紹介所の支援体制は?

 森下:基本的には双方の契約なので、直接農家さんと話し合っていただくことが理想です。ただ、農家さんに聞きにくいことがあれば、気軽に紹介所に相談してください。

 

──どんな人が援農に向いていますか?

 森下:時間をしっかり守れる方、根気よく丁寧な作業ができる方が向いていると思います。農家さんにとって収穫したすだちは、とても大切な商品です。そのため、すだちを雑に扱われるのは好まないですし、年齢もただ若ければ良い、ということでもないんです。

また、就農に興味のある方や、神山町の農家さんと幅広くお付き合いしたいような方は、ぜひ応募いただけたらと思います。

 
──応募する方へのメッセージをお願いします。

 森下:すだちの収穫は大変な作業です。日中は暑いですし、すだちのトゲが刺さることもあるし、虫もたくさんいます。でも、とてもやりがいのある仕事だと思います。収穫するということは、自分が仕事をした成果を毎日可視化できるので、達成感を得られます。また、自然の中でからだを動かして働くと、日々充実した気持ちで、心穏やかに過ごすことができるはずです。

農家のみなさんが、一年間手塩にかけて育てたすだち。収穫は、まさに最後の大仕事です。農家のみなさんとともに、すだちの産地・神山町を盛り上げてみませんか。

募集要項

期間 8月から9月末
勤務時間 基本 8:00〜17:00  (※受入農家さんと相談により決定)
給与 時給 1,000円程度  (※受入農家さんと相談により決定)
お問い合わせ JA名西郡農作業無料職業紹介所 受付:月曜~金曜日9時~17時
 名西郡神山町神領字東野間3-1
 088-676-0290
 神山センター指導販売課内
または、
 名西郡石井町高川原字高川原218
 088-674-2125
 石井経済センター指導販売課内
http://www.ja-myouzai.jp/farmwork.php




 

 

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一般社団法人神山つなぐ公社 しごとづくりチームが運営しています。 神山で働きたい方に、地域の中で働くことについての情報をお届けします。

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