みなさんは「すだち」って知っていますか? 「もちろん!」という声が聞こえてきそうですが、少し詳細を。
大分県の名産「かぼす」と間違えられることもありますが、テニスボール大の「かぼす」に対し「すだち」はゴルフボールくらいの大きさ。すだちは、徳島県で多く栽培されている柑橘で、神山町の収穫量は日本一と言われています。皮の厚みや果肉の色味、味わいなども違うので、それぞれの美味しさが楽しめるどちらも名産品。果汁を搾っていただきます。
神山に暮らしていると、すだちの果汁を本当に何でもかけて食べます。焼きもの・揚げもの・お刺身・冷奴・麺類・汁もの・ビール・サワーなど。どれも、すだちの酸味がさっぱりと効いていて、香りも良いんですよ。筆者が驚いた食べ方は「炊きたてのご飯」にかけていただくことでした。これが意外と合います。
そんな、いま時期のおすすめでもある「すだち」の収穫。実は、町の農業の担い手が高齢化し、すだちの実がなっても収穫する人手がいないという農家さんが続出している背景もあります。7月から9月にかけて、神山ですだちの収穫をしてみませんか? 家庭の味を守るように、神山のすだちを大事に育てているひとがいます。
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