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クレア・ヒーリー&ショーン・コルデイロ

2015年 神山アーティスト・イン・レジデンス 招聘アーティスト

クレア・ヒーリーとショーン・コルデイロはオーストラリア出身のアーティスト。消費社会における副産物の再利用と変換といったことをアートを通じて表現している。遊び心や歴史的観点などを盛り込み、既製物を再構築したり、改造することで、新しい物へと組み換え、作品とする。ヒーリーとコルデイロの制作は現代社会におけるさまざまな繋がり、基準、経済などがもたらす可能性や制限などに関心を持ち、それらを作品に反映させている。秩序と無秩序の間の関係性を見出し、集合物、構造、スケールなどという造形物が本来もつ意味に焦点を置き作品が形作られている。また一方で彼らは時間とともに物事が進展したり、変化するという事柄を取り上げ、それらの表現の可能性を具体化している。これまでの彼らの芸術家としてのキャリアは様々な場所を旅しながら制作を続けており、場所を移動したり、日常の生活環境から離れるということは彼らの作品の中の重要な役割を持っている。
(テキスト2015年)

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■KAIR2015  作品

我々はマンモスを獲るべし

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私たちの最新のインスタレーション作品は「タイムスリップ」または「おばちゃんの手作業」と表現されますが、見た目、どちらの描写も正しいように思えます。伝統的な日本の包装技法を使い、解体した自動車のパーツをひとつずつまとめて制作したインスタレーションは、消費文化を代表するモノのライフサイクルに焦点を当てた、二つの異なる時代を融合した作品となりました。

捕えられ、仲間の間で山分けされた巨大なマンモスのように、ホンダ・トゥデイは切り分け、紐で束ねられて、寄井座の床の上に設置されています。自動車が退化し、人類が狩猟採集する未来に向かっているかのように。

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我々はマンモスを獲るべし

形式:インスタレーション
素材:軽自動車、竹、麻紐
展示会場:劇場寄井座

 

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(クレア・ヒーリー&ショーン・コルデイロ / 2015)