無断転載禁止

マリーナ・カルヴァリョ

2011年神山アーティスト・イン・レジデンス 招聘作家

マリーナ・カルヴァリョ
ポルトガル・サンタ・マリア・ダ・フェイラに生まれる。2005 年、Fine Arts Faculty of Porto University卒業。彫刻家、アートプロデューサー、美術・音楽教師として、コミュニティー・アート、ランド・アート、アート・セラピーなど、国内外のレジデンスやプロジェクトに参加する。
森など自然の中に設置される彼女の作品は、自然と調和し、作品がその一部となる。そこでは、作品を通じて音楽を創作したり、時には、作品が音を奏でるなど、作品と共に音楽を感じるということとなる。音楽と作品の間には境が無く、全てはその時と空間と考えている。
(テキスト:2011年)

無断転載禁止

■KAIR2011 作品


motion to Ogetsu Hime
展示場所 / 上一宮大粟神社
形式  / 彫刻インスタレーション
材料  / 杉丸太、藍、アクリル塗料、ニス、水
サイズ / 16x38x161cm; 10x25x120cm; 11x22x149cm; 16x35x137cm; 15x25x88cm; 14x23x72cm; 14x24x129cm

 

無断転載禁止


上一宮大粟神社、登り口参道に設置した7部分からなる彫刻作品。
杉丸太を彫って、月の満ち欠けサイクルを表した一時的なインスタレーション。ノクターン(夜想曲)が進行していくように、彫刻模様は形と大きさを変えていく。参道は内省の場となり、月が訪れる人を祈りの空間へ招き入れる。

 

—  —  —
Akui Gawa reflections
展示場所/ 下分 安吉地区、鮎喰川
形式  /彫刻インスタレーション
材料  /杉丸太、藍、アクリル塗料、ニス、水
サイズ /27x50x130cm; 23x42x150cm; 20x33x132cm;16x50x120cm; 17x43x100cm; 13x35x88cm; 9x32x117cm 

 

無断転載禁止


鮎喰川に浮かぶ7部分からなる彫刻作品。
鮎喰川をイメージに、杉丸太を彫り、曲がりくねった川の流れを表現した一時的な空間インスタレーション。川に浮かべると、丸太は新たな方向に導かれながら、新たな生命を与えられる。

 

—  —  —
between green and rocks
展示場所/ 下分 安吉地区、上山大橋
形式  /インスタレーション・モビール
材料  /竹(孟宗竹、破竹)、藍、ロープ、LED、風、雨
サイズ /900×200∅ cm 

 

無断転載禁止


下分、上山大橋下に設置したモビール状のインスタレーション。
橋から下に、竹を連続的につなげて吊るした、一時的な空間インスタレーション。
視覚的なリズム・パターンは、川岸の緑の木々から、河原の石や岩の部分への滑らかな色の変化を演出し、川のせせらぎ、風や雨が音を奏でる、音のモビール作品となっている。

 

—  —  —
Stone spiral 
展示場所/ 大粟山
形式  /インスタレーション
材料  /青石、鉄、ワイヤー
サイズ /200x230x210 cm

 

無断転載禁止

小さな石を連続的にスパイラル状に繋げた空間インスタレーション。
緑濃い森と対象的にこれらの石のさまざまな濃淡が作品に命を吹き込みます。
この大地から湧き出るかのように、その場所に存在する引力や重力を映し出し、その場所に佇みます。

 

—  —  —

無断転載禁止

(マリーナ・カルヴァリョ / 2011)

作品画像 撮影:小西啓三
Copyright (C) 2015 Kamiyama Artist in Residence. All Rights Reserved
当サイトのテキスト、画像等の無断転載・無断使用を固く禁じます。

→アーティストインタビュー マリーナ・カルヴァリョ(英語版)