 
				  【神山町国際交流プロジェクト】学校内オンライン交流[神山中学校とピーテル・フルン編]
学び2022年12月13日
	2020年から実施している学校内でのオンライン交流。
	今年も神山中学校、城西高校神山校それぞれで実施しました。
	(昨年度の様子はこちら)
	交流先は、2017年から交流を継続しているオランダのピーテル・フルン校。
	中学校は3年生、神山校は2年生有志が参加しました。
	まずは、中学校の様子を。
	10月の始め、まずは英語での自己紹介を練習し、
	町内で英語のできる方とオンラインでの交流を行いました。
	本番のためにオンライン状況での英語交流の練習です。
	こちらの写真は直前の自己紹介練習中。
	余裕のある子は、ゲストに投げかける質問も考えています。
	
	
	町内でお世話になったのはこの方々。
	英語ができる方、たくさんいらっしゃいますね。
	
	オンライン交流時は、緊張しながらも一生懸命伝えよう、聞き取ろうとする姿や、
	英語の苦手な子をグループ内でサポートとする姿も見られました。
	終わった後に、ゲストの方々から、本番に向けてアドバイスもいただきました。
	オンラインの英語でのコミュニケーションを練習した後は、
	神山や日本のことを伝えるプレゼンを作成し、
	映像に撮って送りました。
	その後、オランダから来たプレゼンも見たのですが、
	読み解くのは結構大変・・・ドタバタの中で本番を迎えました。
	しかし、10月31日、待てど暮らせどオランダ側が現れず、
	やっと連絡が取れた1時間後。「昨日からサマータイムが終わり、時差が1時間変わっていたのを忘れてた!」と。。。
改めて、日程を再調整し、11月7日にやっと実現しました。
先方とのコミュニケーショントラブルもあり、交流時間が短くなってしまいましたが、それぞれの子たちが数十分の間、一生懸命に関わろうとしていました。
	言葉ではなかなか伝わらないから、
	黒板を活用して、ひらがなや漢字を教え合うグループ。
	お互いの学校情報、部活のことなど意見交換するグループ。
	話題が食べ物で交流しやすかったグループも。
	途中、相手の言うことがわからず反応できなかったり、
	「もう一度言って。」を繰り返し、相手を困らせる場面もあったりしましたが、
	言語の違う同年代の子たちと一生懸命向き合った時間だったかなと思います。
こちらは最後の集合写真です。
	オンライン交流中は、バタバタしてあまり写真が撮れなかったのですが、
	最後に、当日の中学生たちの感想をいくつか紹介します。
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	・事前に準備した質問を駆使して相手と沈黙の間ができないように努力しました。
	「すし」など有名な日本の食べ物を言うと、たくさん盛り上がってくれて会話が楽しく進みました。
	・オランダとの交流は緊張したし、楽しかったです。
	「怖い先生がいる。」とか「友達に会うのが楽しみで学校に行っている。」など、
	いろいろな話を聞くことができておもしろかったです。時間が短くてあまり話すことはできなかったけれど、とても楽しい時間でした。
	・僕は相手が何を言っているのか、どのように返せばいいのかがわかりませんでした。でも、相手の人たちが伝わるようなアイデアを出してくれて黒板などを使ったコミュニケーションがとれました。
	相手に伝わることによって、より一層楽しく交流できました。
	・zoomのラグと早口の英語で聞き取るのがとても難しかったし、こちらからオランダに伝えるのも難しかったです。
	でも、結果的に日本語を教えたりして盛り上がれたので楽しかったです。伝わりにくかったら文字を書くなど工夫をすれば、伝わるんだなと思いました。
・英語でうまく表現できないときは、ジェスチャーをして伝えることができました。私は相手が笑顔でないとき、話しにくかったので、自分は笑顔を心がけました。初めて日本人ではない人と英語でたくさん会話したので、疲れたけれど、とても楽しかったです。またこういう機会があれば参加したいです。
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	今回は、文化も言語も全く異なる国との難しさを改めて知る機会になりました。
	日程を再調整したために、何名か参加できない子もいたので、その残念さもありながら。
	その中でも楽しみや学びを見つけてくれた中学生たちや
	たくさん彼らと伴走してくれた先生方、当日や練習に関わってくださった地域の方、
	本当にありがとうございました。

秋山 千草
東京都練馬区出身。神山つなぐ公社ひとづくり担当。下分から鮎喰川沿いを自転車で走るのが心地よい。踊りと美味しいご飯と木が好き、そしていくつになっても「遊ぶ」のが大好き。
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