7/3 まるごと高専「ネイバーフッド概論」授業 受講しました

なんでも2025年7月11日

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投稿者:ニコライ

ニコライです。
2025.7.3(木)
まるごと高専の准教授 佐野淳也 さんが担当されている
【ネイバーフッド概論】の公開授業
を受けてきました。
神山まるごと高専1年生 40数名と一緒にでした。

毎年、この時期に行っています。
「公開授業」で神山町の大人も参加してよい授業です。
(我々も気軽に学校の中に入れて楽しい)
大人も10名ほど参加していました。

場所は、高専OFFICE(学校)大講義室 とその隣の部屋

ゲストは「伊勢達郎」様
と徳島県阿南市で 自然学校【TOEC】
(いわゆるオルタナティブ スクール)
をやって40年

話は面白かったです。
話したいことがいっぱいあるという感じ
午前10時45分から始まり「レク」を交えて、約1時間

まず、「人間」についての考え方
① ホモ・サピエンス(知恵あるひと)
② ホモ・ルーデンス (遊ぶひと)

というのがありますが、
伊勢様は
③ 「ストローク(Stroke)」する存在」が人間という考え方。

 「ストローク(Stroke)」は多くの意味がある言葉ですが、
テニスや卓球で、打ち返す やり取り をする という意味で、使っていたように思います。

要するに、人間とは「ストローク(やり取り)する存在」である

と独自の定義をしていました。

もしも悪いことをして、捕まったとしても
“そうか そういうことだったのか・・”
と自分のことを
そのままわかってくれる人間がいたら
人は生きてゆけるのですって。
これが、「必要にして十分条件」なのです
と言っていました

伊勢さんは
【 大人から教えられ身につけてゆく教育から →
→ 自分の中にあることをよく聞く教育 】へ
自分の中に隠していたけど、ホントはこれがやりたいんだ・・
という自分の声をよく聞き、
それを引き出してやる教育が大事じゃないかと
といっていました。

さて、
世の中がうまく回るには
① リーダーシップをとる人
② フォローする人(内側から支えるひと)
③ エンパシー(Empathy)共感する人がいること
④ エンジョイ(Enjoy)すること
この4つが絡み合ったらうまくゆく

ということで

③エンパシー(Empathy)共感する人と
④ エンジョイ(Enjoy)することを高める
ためにレクレーションゲームをやりました。最近、ネット上でやり取りすることが多いので
リアル対面で 話をすることが苦手な子が増えていると言われます。
(昔にしたって、若い頃は、知らない人と初対面で、仲良くするのは
むずかしかったと思いますが・・)
まず、二人で息を合わせて立ち上がる(私も映ってしまってすみません)
練習(レクレーション)をやりました。
次は四人で

そして8人で 「一斉立ち上がること」に挑戦右上のチームは成功しています。
うちもやろう
(なお、上の写真、左端の緑のシャツを着た方が 佐野准教授 です。)
楽しかったです。

またも、話は変わりますが、
解剖学者の養老孟司先生が、
【 今の子供は、昔に比べ、大事にされていない 】
と言っています。

何故かというと、
昔は小さい頃に亡くなる子供が、多かった。
例えば、5才で死んだ子がいたとします。
親の思い通り、しつけをして、勉強させて
5才で亡くなったら、この子の人生は、
楽しいことが何もなかった人生じゃないか
と親は後悔します。
それなら、思い切り遊ばせてやった方が
この子の人生のためで、
子供の好きなようにさせてあげる・・
という寛容さが
昔の大勢の大人に
あったと言っています。

今の教育は
【 大人になって、大人の社会に役に立つ人間を
いかに早く養成するか 】・・に重点が置かれ、

それに、子供たちは、なんとなく気づき、
「そのように教育されるのを」拒否しているのが、
「登校拒否」なのじゃないかと
思います。(ここは私の意見)

授業を受けてみて
伊勢様の云う “ のびやかに自分になる ”
自分の中にあることを、よく聞き、自分で判断し
のびやかに 自由に生きてゆく

それを自然の中で「自然と遊ぶこと」で引き出してやるのが教育なんだ・・という考えに共感致しました。

 

 

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ニコライ

好きな言葉: プリテンド(pretend) 信条: 「神山」の進化と向上に貢献する。

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