KAIR2025について
アート2025年11月10日
2025年11月9日をもちまして、KAIR2025は終了いたしました。
大粟山アートウォークはKAIR常設作品として、一年を通していつでもご覧いただけます。
今年はIede Reckmanによる作品が加わりました。頂上付近となりますが、どうぞお楽しみください!
これからの季節は暗くなるのが早いので散策は午前中から昼過ぎ頃までがおすすめです。
⇒ 大粟山アートウォーク[google map]
作品をお見逃しになった皆さま。ケーブルテレビ徳島、フォーカス徳島で放映されました。
どうぞご覧ください。
《ケーブルテレビ徳島》
《四国放送 フォーカス徳島》
今年の神山アーティスト・イン・レジデンスは
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金子未弥(日本)
Iede Reckman(オランダ)
Shirley Cho(オーストラリア)
以上、3名のアーティストが招聘され、8月28日より滞在制作を開始します。
約2か月のあいだ神山で暮らしながら、10月末から始まる作品展覧会に向けて制作を進めていきます。
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おかげさまで、神山アーティスト・イン・レジデンス(KAIR)は今年で26周年を迎えました。これもひとえに、地域の皆様、関係者の皆様の温かなご支援があってこそと、心から感謝しております。
今年も、お気軽にご参加いただけるイベントを開催予定です。皆さんにお会いできるのを楽しみにしております。どうぞよろしくお願いします!
→各イベント日程
金子未弥 Miya Kaneko
粒子加速器内部見取り図
誰かが見ているものをそのまま、私は見ることができない。 他者との間には、常に翻訳のような差異が生じます。 あなたが見ているものは確かにそこに存在しているけれど、 私には全く同じように見ることができないとしたら、それは宇宙空間のどこかにただよう未発見の小惑星のようでもあります。 もしくは、かつて神山で盗まれた石でできた石庭がきっとどこかに存在していると想像することにも少し似ています。この小さな差異は石を拾う、という遊びの中にも同様のささやかな葛藤が生じることに気がつきました。今回、神山で8人に「お気に入りの石」を選んでもらいました。 それぞれの理由で選ばれた石は、2つの視点から描かれ、ドローイングとして配置されることで、石庭を構成しています。つまり、複数の視点が交錯している実際には存在しえない架空の石庭です。 それは、他者との間に設えた理想郷としての庭でもあります。しかし、この庭は現実には成立しえません。他者の視点を完全に共有することも、二つの視点から同時に世界を把握することも私たちにはできないからです。 この架空の石庭は、他者のまなざしを理解しようと手を伸ばすことと、決して完全には到達できないこと、その両方を同時に示しています。それはまさに、その不可能性のゆえにのみ存在する「非到達的ユートピア」であり、私とあなたの間にある、決してゼロにはならない距離を眺めてみたいのです。
展覧会場|劇場寄井座
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金子未弥
「人の記憶も場所を構成する要素であるならば」という考えのもと、見えない人々の記憶に基づいて場所を読み解くプロジェクト《未発見の小惑星観測所》を各地で実践しています。
このプロジェクトでは各地域の、誰かに話さなかったら忘れられてしまう経験、または身近過ぎて見えなくなってしまっている風景、もしくは人々が無意識に触れないでいること等に焦点を当てリサーチをします。それらをまるで宇宙空間に存在する見えない物質を探すように観測を試み、読み解きます。集めた小さな情報を組み合わせたり集積して構築したインスタレーションや、現地で共同作業を伴うドローイングの公開制作をするなどの手法で作品を発表しています。
見えない誰かの記憶と共に、一つ一つ形作られる永遠に完成に到達しない場(都市)を、人類が作り出す壮大な非到達的ユートピア、つまりその有り様こそが未発見の小惑星の様であると解釈して、場所と記憶の関係を探求した作品を発表しています。
シャーリー・チョウ Shirley Cho
本は心のオアシスです
本となかよしになりましょう
この言葉は、旧左右内小学校の図書室に掲示されていたものです。
子供の頃、私は本を読むのが大好きで、学校の図書室や公立の図書館は自分の家のようにくつろげる場所でした。また、図書館は、私が世界と出会い、発見し、学び、想像することができる場でもありました。このように子供時代から読書好きであったことが、将来アーティストとして、私の世界を共有する道を開いてくれたのだと思います。
元々この学校にあった様々なものが形を変えて、私の作品の一部となっているように、左右内小学校の建物の細部や空間的な特徴は、このサイト・インスタレーション作品の実現において、重要な役割を果たしています。この学校に設置された作品群は、私が神山で過ごした時間の中での、大切な瞬間や経験をひとつにまとめたものです。この地特有の自然と、温かく、多種多様な人々とのつながりは、私の制作活動の発展にとって、非常に貴重なものでした。
子供の頃、図書館がそうであったように、神山は、私にとって、発見し、学び、想像することができる場所でした。このプロセスは、ここを離れ、帰国してからも続いていくことでしょう。
展示会場|旧左右内小学校
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シャーリー・チョウ
韓国にルーツを持つオーストラリア出身の分野横断型アーティスト。ジュエリーおよびオブジェ・デザイン、彫刻、インスタレーションを専門的に学び、素材とプロセスに重きを置いた制作を行っている。インスタレーション作品では、オブジェと空間との関係性に着目し、自然や建築に見られる空間的な特性や細部との相互作用を探求している。
イデ・レックマン Iede Reckman
カマキリ
「カマキリ」は、各辺が4メートルの竹材から成る六つの八面体で構成されている。対称形状は4本の支柱上の彫刻作品のバランスを保つと同時に、昆虫の体のような自然界の対称性を表す。
レックマンにとって、これほど大きな竹材と結び目による接合を用いた制作は未知の体験であり、その構築そのものが、この彫刻作品にとって挑戦であった。どのように組み立てたのか?まず、2つの柱構造に分割して、水平方向に組み立てた。次に、サポートチームの助けを借り、それらを垂直に立て、支柱の上に持ち上げた。最後に、分割された柱構造が接する3辺の二重の竹材を取り除き、2つの柱を接合した。
組み立て作業においては、色付けした接合パーツが、それぞれの面を正しく配置するのに役立った。また、これらの色は、日本のカマキリの色をイメージして選んだ。
素 材|竹、合板、塗料、ロープ、ワイヤー
展示会場|大粟山アートウォーク(頂上、天辺丸付近)
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イデ・レックマン
オランダを拠点に活動中。2003年にハーグの王立芸術アカデミー彫刻科を卒業し、2013年にはイギリスのグラスゴー美術学校にて現代美術実践修士課程(MLitt)を修了。国際的に作品を発表しており、アメリカ、イギリス、韓国、フランス、チェコ、ドイツ、スウェーデン、オランダにおいて複数のアーティスト・イン・レジデンスに参加している。2003年には、ハーグにてアーティスト主導のスペース「Billytown(ビリータウン)」を共同設立した。
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①オープンアトリエ | 9月28日 (日)10時~ @下分アトリエ 終了
※詳細はこちらから
②アートツアー | 10月25日 (土) 10時~
アーティストの話を聞きながら、一緒に作品会場をめぐるツアーです。
※詳細はこちらから
③KAIR2025作品展覧会
展覧会期間 | 10月26日 (日)~11月3日 (月・祝)、11月8日 (土)、9日 (日)
平日12時〜16時、週末10時〜16時
展示会場:大粟山、劇場寄井座、他
※詳細はこちらから
◆イベントの詳細・最新情報はイン神山アートページにて随時更新していきます。◆
◆諸事情により各日程に変更が生じる場合がございます。◆
主催|神山アーティスト・イン・レジデンス実行委員
共催| 認定NPO法人グリーンバレー
助成|神山町、とくしま文化活動推進事業
写真:生津勝隆
ご寄付のお願い
1999年に始まったKAIRは、皆様の温かいご支援とご協力により、26周年を迎えることができました。山あり谷ありの道のりではありましたが、これからも住民手作りのアーティスト・イン・レジデンス事業続けられるよう、皆様からのご支援をお願いいたします。
https://bokinchan3.com/gv/donation/bokin/page1.php








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