KAIR2024 オープンアトリエ【9/29(日)】
アート2024年8月20日
//KAIR2024 オープンアトリエ開催します//
神山アーティスト・イン・レジデンス(KAIR)2024に参加しているアーティストのアトリエを公開します。
制作過程を見学したり、アーティスト本人による作品説明を聞きながら、アトリエをツアーで巡ります。
貴重な機会ですので、どうぞお見逃しなく!
<開催日> 9月29日(日)午前10時〜
<集合場所> 午前9時 45分 @神山町農村環境改善センター
※9時45分に改善センターへ集合し、下分アトリエへ一緒に向かいます。
公共交通で来られる場合、最寄りのバス停は「神山中学校前」となります。
終了後は寄井座前長屋近くの「寄井中」が最寄りのバス停となります。
徳島バス時刻表♦︎神山線♦︎佐那河内線♦︎
<会場>下分アトリエ ※駐車場は下分公民館をご利用ください。
【参加アーティスト】
Roxane Métayer(フランス)
Julien Grossmann(フランス/オランダ)
海堀ゆかり (ニュージーランド/日本)
ロクサーヌ・メタイヤ Roxane Métayer
フランスに生まれ、ヴァイオリンを学んだ後、ベルギーの芸術学校エコール・ド・レシェルシェ・グラフィーク(ERG)にて研鑽を重ね、スペキュレイティヴ・ナレイション、ストーリー、エクスペリメンツ1 修士号を取得。
世界に広がる多様な生態系が、制作において重要な手がかりとなる。造形作品では蜜蝋や粘土、石鹸など幅広い要素や素材を探求し、音楽で想像上の動植物相を描く。有機的イメージに導かれた表現は、自身が体験した自然環境を想起させる。メタイヤの音楽は、森や沼、池、木々の合間の開かれた場所など自然の中で録音された音のコラージュと、様々な弦楽器や管楽器、そして自身の声を使って構成される。生み出された音の感触は、とりわけメタイヤの育った森を称える表現として、この多様な生態系を描写する。
現在もブリュッセルを拠点に、アートセンターISELP、the CACLB、MCCSM、フランスのMV Festivalでの展示や、音楽レーベルMatière Mémoire、Kraak、Morc、Primordial Void、Wabi-Sabi tapes、Marionnette Labelからアルバムを発売、そしてVlek Labelから二人組ユニットSage Alyteとしてもアルバムを発表するなど、視覚芸術家、音楽家として広く活動中。ライヴパフォーマンスとしては、ベルギーのAncienne Belgique、STUK、Ateliers Claus, Atelier 210, Beursschouwburg、Le Botanique、イギリスCafé Oto、フランスInstants Chavirésなど各地で公演。
2023年には、Shape+とジョージア・トビリシのMutant Radio共催のフェスティバルに出演し、ベルギー王国フランス語共同体政府国際交流振興庁サポートのもと日本でツアーを行うなど、EU圏外にも活躍の場を広げた。
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1 2011年ERGに設立された、現実を注意深く観察し、実体験に基づいた視点を持って、そこに存在しない物語の可能性を探り、感受性豊かに、かつ理知的に実験を試みる修士課程プログラム。
音を拡散する陶彫インスタレーションでのパフォーマンス、ISELP、2024 写真:ufo photographie
音を拡散する陶彫インスタレーション、陶器のスピーカー、可変サイズ、ISELP、2024 写真:JJSEROL
ジュリアン・グロスマン Julien Grossmann
文化や技術、経済的な動きのもつれに伴って生じる逆説について考察するアーティスト。
彼の作品は、しばしばアートの分野以外の伝統的な素材や音、図像学を用いて、個人や地域社会の文化的な運動をグローバル経済の一部として、循環する規範的な構造に結びつける暗黙の政治性や、そこにある底流を詩的に示唆している。
例えば肥料のような特定の素材や、オートチューンのような特有のテクノロジーへの探求から始め、それを出発点に経験的で実地的な実験と、歴史や関係性・力学への研究の両方が集約されたものとして、作品が生まれる。
どのプロジェクトも、特定の難問、素材や工程に向き合う新たな機会となるが、音や音楽の持つ社会的側面に対する絶え間ない好奇心が、新たな制作・実践を牽引していく。したがって彼の作品は、ワックス・シリンダーから今日のデジタル・クラウドに至るまで、音にまつわる幅広い表現やメディア、楽器やオーディオ・アーカイブと呼応し、再構築された視点への入り口となる。
<成長促進剤> インスタレーション、NPK肥料・肥料パッケージ、2017
<資源の呪い> サウンドインスタレーション、自動演奏スチールドラム・ドラム缶、2014
海堀ゆかり Yukari Kaihori
アオテアロア・ニュージーランドを活動拠点に、物体/物事とそれ以上の人間以外の世界との複雑な関係を探求することで知られるアーティスト。オークランド大学イーラム芸術部・博士課程在籍中。
彼女の研究は、日本の民間アニミズムを中心に、物質性の本質がどこから始まりどこで終わるのかを考察するものである。作品が与えられた場の生態系の一部となるような、例えばギャラリーの部屋の隅に住んでいる蜘蛛のようにその環境の一部となるサイトスィチュエイティドという表現に基づき、展示会場となる空間や、その土地のリサーチを行うことから始まり、その場に宿る物体/物事を見出し、立体作品と共にその場に存在するための作品を生み出す。
<生きてる物達> 珊瑚などの海岸で見つけた漂流物、テラスと室内14mx5m、Ma Umi アーティストレジデンシー、2023
<月の裏側と表側> タハロア(ニュージーランド西海岸)の砂、レジン、草花、3d プリント、鉄、ガラス、ギャラリー4mx4m、2023-2024 写真:SamHartnett
オープンアトリエ | 9月29日 (日)午前10時~ *場所未定
展覧会 | 10月27日 (日)~11月4日 (月・祝)、11月9日 (土)、10日 (日)
*開館時間は平日・土日祝で変わります。平日:午後12時~4時、土日祝:午前10時~午後4時
アートツアー | 10月26日 (土) 午前10時~ 集合場所:神山町農村環境改善センター(午前9時45分)
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イベントの詳細・最新情報はイン神山アートページにて随時更新していきます。
諸事情により各日程に変更が生じる場合がございます。
トップ画像: 生津勝隆 撮影
主催|神山アーティスト・イン・レジデンス実行委員
助成|神山町、徳島県とくしま文化・未来創造支援、公益社団法人阿波銀行学術・文化振興財団
共催| NPO法人グリーンバレー
ご寄付のお願い:1999年に始まったKAIRは、皆様のご寄付に支えられ25周年を迎えることができました。これからも住民手作りのアーティスト・イン・レジデンスを続けていくためにご支援のほどお願いいたします。
https://bokinchan3.com/gv/donation/bokin/page1.php
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