
[KAIR2025]アーティスト・トーク開催(9/6)
アート2025年9月3日
|日時|9月6日(土)16:00〜17:30
(※終了予定時刻は内容により前後する場合があります)
場所|神山町農村環境改善センター3階多目的ホール
(徳島県名西郡神山町神領字中津132)
★参加無料/予約不要
お問い合わせ|088-676-1178 (NPO法人グリーンバレー内)
KAIR2025のアーティストトークのご案内です。KAIR2025プログラムは8月28日よりスタートし、招聘アーティスト3組が下分で生活しながら、10月26日から始まる作品展覧会に向けて作品制作のためのリサーチを始めます。
今回は金子未弥(日本)、Iede Reckman(オランダ)、Shirley Cho(オーストラリア) 3名のトークとなります。
「はじめまして」の自己紹介も含めて、これまで制作された作品についてや神山での制作計画についてお話ししていただきます。お話しを聞いてみると、これから神山で取り組まれる作品制作のイメージも膨らむことと思います。
ぜひアーティストたちの顔を見にお越しください。お待ちしております!
KAIR2025招聘アーティスト
金子未弥 Miya Kaneko
「人の記憶も場所を構成する要素であるならば」という考えのもと、見えない人々の記憶に基づいて場所を読み解くプロジェクト《未発見の小惑星観測所》を各地で実践しています。
このプロジェクトでは各地域の、誰かに話さなかったら忘れられてしまう経験、または身近過ぎて見えなくなってしまっている風景、もしくは人々が無意識に触れないでいること等に焦点を当てリサーチをします。それらをまるで宇宙空間に存在する見えない物質を探すように観測を試み、読み解きます。集めた小さな情報を組み合わせたり集積して構築したインスタレーションや、現地で共同作業を伴うドローイングの公開制作をするなどの手法で作品を発表しています。
見えない誰かの記憶と共に、一つ一つ形作られる永遠に完成に到達しない場(都市)を、人類が作り出す壮大な非到達的ユートピア、つまりその有り様こそが未発見の小惑星の様であると解釈して、場所と記憶の関係を探求した作品を発表しています。
未発見の小惑星観測所_新竹市鐵道藝術村 (Undiscovered Asteroid Observatory_Hsinchu City Railway Art site)
2024
写真提供:Hsinchu City Cultural Foundation
シャーリー・チョウ Shirley Cho
韓国にルーツを持つオーストラリア出身の分野横断型アーティスト。ジュエリーおよびオブジェ・デザイン、彫刻、インスタレーションを専門的に学び、素材とプロセスに重きを置いた制作を行っている。インスタレーション作品では、オブジェと空間との関係性に着目し、自然や建築に見られる空間的な特性や細部との相互作用を探求している。
幼少期の記憶、移民家族の歴史、アイデンティティやホーム(居場所)への問いかけが彼女の作品全体に織り込まれており、金箔や銀箔、陶器、ガラス、木材、金属、紙、テキスタイルといった多様な素材が組み合わされることで、それぞれの断片が繊細に重なり合い、アーティストの物語が浮かび上がる。
2013年より、ドイツ・シュトゥットガルトを拠点に活動している。
As far as the eyes can feel(見えるの、感じるもの)
展示風景, 2023
イデ・レックマン Iede Reckman
オランダを拠点に活動中。2003年にハーグの王立芸術アカデミー彫刻科を卒業し、2013年にはイギリスのグラスゴー美術学校にて現代美術実践修士課程(MLitt)を修了。国際的に作品を発表しており、アメリカ、イギリス、韓国、フランス、チェコ、ドイツ、スウェーデン、オランダにおいて複数のアーティスト・イン・レジデンスに参加している。2003年には、ハーグにてアーティスト主導のスペース「Billytown(ビリータウン)」を共同設立した。
レックマンは、彫刻をつくるという行為を自然現象になぞらえている。彼にとって自然とは、偶然と計算された要素が最適なバランスで共存する状態であり、そのようなバランスを作品の中に見出そうとしている。形や動作の反復を通じて、彼の関心は「時間」や「空間」がどのように認識され、構成されるのかというプロセスに向けられている。彼の彫刻やインスタレーションに多く用いられるグリッド構造は、鑑賞者の視線や立ち位置を誘導し、構築する装置として機能し、空間を占有すると同時に、新たな空間の感覚をも生み出している。
現在は、科学や数学の基本原理を理解し表現するうえで不可欠とされる立体モデルに注目しており、それらの構造を再構成し、新たなかたちで提示することを試みている。
Kelvin-Morris junction (double position) ケルビン=モリス交差点(二重の配置)
2024
オープンアトリエ | 9月28日 (日)10時~ *開催場所未定
展覧会期間 | 10月26日 (日)~11月3日 (月・祝)、11月8日 (土)、9日 (日)*時間・開催場所未定
アートツアー | 10月25日 (土) 10時~ *開催場所未定
◆イベントの詳細・最新情報はイン神山アートページにて随時更新していきます。
◆諸事情により各日程に変更が生じる場合がございます。
ご寄付のお願い
1999年に始まったKAIRは、皆様の温かいご支援とご協力により、26周年を迎えることができました。山あり谷ありの道のりではありましたが、これからも住民手作りのアーティスト・イン・レジデンス事業続けられるよう、皆様からのご支援をお願いいたします。
https://bokinchan3.com/gv/donation/bokin/page1.php
主催|神山アーティスト・イン・レジデンス実行委員
共催| 認定NPO法人グリーンバレー
助成|神山町、とくしま文化活動推進事業
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