【KAIR2015】 神山アーティスト・イン・レジデンス2015

アート2015年8月20日

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投稿者:Art in kamiyama

KAIR2015作品展覧会は10月25日よりスタートします。(10/25~11/3)
⇒詳しくはこちらから
【KAIR2015招聘アーティスト】
Krišs Salmanis(ラトビア)
Claire Healy & Sean Cordeiro(オーストラリア)
Quynh Vantu(アメリカ)

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► スケジュール
► 参加アーティストについて
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【スケジュール】
滞在期間 : 8/20 – 11/6
オープンアトリエ : 9/27 ⇒9/26
作品展覧会 : 10/25 – 11/3
※展覧会初日にはアーティストと共に作品を巡るアートツアーを実施する予定です。
※オープンアトリエの日程は変更する場合もあります。

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【招聘アーティスト】

Claire Healy & Sean Cordeiro(オーストラリア)
クレア・ハーリーとショーン・コルデイロはオーストラリア出身の アーティスト。消費社会における副産物の再利用と変換といったことをアートを通じて表現している。遊び心や歴史的観点などを盛り込み、既製物を再構築した り、改造することで、新しい物へと組み換え、作品とする。ハーリーとコルデイロの制作は現代社会におけるさまざまな繋がり、基準、金融制度などがもたらす 可能性や制限などに関心を持ち、それらを作品に反映させている。秩序と無秩序の間の関係性を見出し、集合物、構造、スケールなどという造形物が本来もつ意 味に焦点を置き作品が形作られている。また一方で彼らは時間とともに物事が進展したり、変化するという事柄を取り上げ、それらの表現の可能性を具体化して いる。これまでの彼らの芸術家としてのキャリアは様々な場所を旅しながら制作を続けており、場所を移動したり、日常から離れるということは彼らの作品の中 の重要な役割を持っている。

Luck Exists in the Leftovers  2010  ©Claire Healy & Sean Cordeiro  転載禁止

Krišs Salmanis(ラトビア)
クリス・サルマニスの作品はアニメーション、映像、写真、立体造形物、また身体、木などを用いて表現される。電子機器を用いるなど統一したテーマがあるわけではなく様々な方法を駆使しながら自身の作品を創っていく。
鑑賞者に作品を通じて作品の中の風刺的な要素や、滑稽さを気付かせるようになっている。これは頭の運動のような、思考のねじれのような独特の感覚を覚えるような作品となっている。もう一つの重要な特徴としてカート・ヴォネガットの表現にある複雑で無益なことというような考えが作品には反映されている。彼の制作は一見、時間や労力を無駄にしているように見受けられることもあるが、それは独自の職人的な行為であり、鑑賞者からは気づかれない場合もあるが最終的な完成作品には不可欠な行為となっている。彼の作品は考えるプロセスや、生きていく上で通り過ぎてしまいそうな物事について考えるきっかけを与えるものとなっている。

©Krišs Salmanis   転載禁止

Quynh Vantu(アメリカ)
クウィン・ヴァンツーはアメリカ出身のアーティスト・建築家。現在は空間を用いた実験的な制作に専念し、芸術と建築の総合的な試みを通じて、建築物やその空間、私たちの身体の関係性などについて探求している。アメリカの南部で育った体験から、南部特有のホスピタリティーや社会の中での繋がりに特に興味があり、そういった要素も作品に取り込まれていることも多い。建築やそれらを取り巻く環境が日常でどのように作用しているかということを模索し、彼女のサイトスペシフィックインスタレーションは鑑賞者が作品を体験することによりデザインがそのスペースにもたらす効果や、体がどのように反応しているのかということを気付かせるものとなっている。
バージニア工科大学建築科卒業、クランブルック・アカデミー・オブ・アート建築科修士取得。
ベルリン芸術大学オラファー・エリアソン空間実験研究所研究生。現在はロンドン大学バートレット校博士課程在籍し、ロンドンを拠点として活動中。
Humility Threshold | Wind(aeolian harp), 2014  ©Quynh Vantu  転載禁止

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