録澤 壽雄
Toshio Rokusawa

2000年度 神山アーティスト・イン・レジデンス招聘作家
2000/10/3 – 2000/11/13 神山町滞在

1950年、鳥取市生まれ。木工作家。大阪大学基礎工学部電気工学科卒業後、電気メーカーに勤めた が、体を壊し5年で退社。府立高校数学教師になる。その後、自然農法に共感し、丹波の自宅で農作業を始める。鶏小屋作りなどを通して木工の楽しさを知り、 木工房「峠」を設立。木の性質を生かした作品をモットーに朝日現代クラフト展に過去5回入選。2000年、念願のグランプリ受賞。
KAIRでは、地元の素材を吟味した上で、薄い木片をつないだスクリーン、丸太をくりぬいたあかり、野外用のベンチ等を制作しました。

(→ 録澤 壽雄 website)

録澤 壽雄 Toshio Rokusawa 2000

神山を初めて訪れたときの印象「青い連山」を表現している。スクリーンは桧を藍で染め、糸でつないである。巨大な一幅の絵のように、背景にある実際の青い 連山と渾然一体となり、時に比較的、対照的になる。そのほかに桧丸太をくり抜きあかりとした「フェスティバル」、杉丸太を組み合わせて作られたベンチ "Triangle Bench like A Mountain"などを製作。

録澤 壽雄 「神の山へ」青い連山 2000