神山の林業の担い手を募集|徳島中央森林組合で働く

募集中2021年9月20日

「神山で働く」編集部

投稿者:「神山で働く」編集部

神山町の森林率は86%。森林の総面積は 14,897haにもなります。そのほとんどが私有林で、杉や檜(ヒノキ)といった人工林が約70%を占めています。

 約70年前から、森林所有者のみなさんが植えてきた森林を、維持し、管理してきたのが、徳島中央森林組合(以下、森林組合)です。そんな森林組合が、健康な森林環境を次の世代へ引き継ぐために、神山の林業の担い手を募集しています。神領西上角にある森林組合の本所にて、専務の粟飯原勝芳さんにお話を伺いました。

 ──徳島中央森林組合の成り立ちは?

 粟飯原:元々は、森林所有者のみなさんが立ち上げた組合です。70年ほど前からあります。昔は、上分森林組合、下分森林組合と言って、神山町内にもいくつか組合がありました。上分は林業が盛んで、山の現場で宿泊する人も多かったので、旅館がたくさんあって、川又なんかは川又銀座って呼ばれるほど栄えて、三味線が聞こえてくるような時代もありましたよ。

外材が輸入されるようになってから、どんどん木材価格が下がって、それぞれの組合だけでは立ち行かないようになってきたんです。それで、平成14年に上勝、勝浦、小松島、徳島、佐那河内、石井と広域合併をして、徳島中央森林組合になりました。

 
──募集する職種と、その具体的な仕事内容は?

今回募集する職種は5つ。

1.境界明確化 …山に入り測量をして、森林所有者に確認。その後、図面作成。
2.一般林業 …山に入って、切り捨て間伐や伐採、素材生産など。
3.共販所 …素材をサイズや種類、所有者に分ける仕分け作業。入札や競りなども担当。
4.神山森林公園の管理 …草取りや除草、枯れ葉集めや剪定など。

5.事務 …財務関係や簿記会計など、経理関係やパソコンが得意な方向き

 
──どういう人物が求められますか?

粟飯原:やる気があって、林業に興味を持っている人。からだを動かすのが好きな人も向いていますね。学歴は不問です。技術は最初からあるものでないので、徐々に覚えていけば良いです。

例えば、測量は資格は必要ないけど、フォークリフトなどの重機やトラックの運転など、どうしても資格が必要になってくる作業もある。資格がなくても、入社してから取得できるようにと考えています。


 

──研修期間はありますか?

粟飯原:研修期間は、6ヶ月間。その間にお互いを知ることができると思っています。

 
──最近はどんな人が入社していますか?

粟飯原:2017年から、毎年2~4名ぐらい「林業アカデミー」の卒業生が入ってきています。他には、製材所で働いていた人や、全くの異業種から来た人もいますね。

男性しかいないのでは、と思われることもありますが、この森林組合では、女性も多く活躍しています。林業アカデミーの卒業生から来てくれた女性が数人いて、仕事もきっちりするし、安心して仕事を任せられます。


──この仕事の厳しさは?

粟飯原:共販所では、木の良さや悪さを瞬間的に見抜かないといけない。これは販売用、これはチップ用とか。伐採の現場は地味で、暑さや寒さも厳しいし、楽な仕事ではない。命に関わる仕事なので、安全のためには、多少は厳しいことも必要になってきます。労働災害がいちばん怖いですね。一緒に作業する相手を気遣うことも、とても大事。

機械は動かすだけじゃなくて、点検整備や修繕など裏の作業も多くあって、奥が深いんですよね。ちょっとでも変な音がしたり、変わったことがあったら、すぐに修理できるようにとか、いろいろ自分で判断しないといけないこともある。それを敏感に受け取れるような人になってほしいなと思います。
 

──この仕事のやりがいは? 

粟飯原:やりがいは、自分で見つけるもの。最初は上手くできないことも諦めないで努力して、粘り強くやっていたら、徐々に上手になっていきます。苦手なことはあると思うけれど、得意なことも見つかるはず。

例えば、山の伐採をするのであれば、他の人が切れないような木を切る満足感を得られたり、難しい木を切れた時に同僚が褒めてくれたり。森林所有者さんからも仕事はよく見られているので、手入れが上手だとか、木を痛めないという評価もあるだろうし。でも、最初は失敗も多いと思います。


──職員の方とは、どんなコミュニケーションをしていますか?

粟飯原:僕は現場に行って、職員の調子や要望を聞くのが好き。職員から「これをやらせてほしい」とか、「こういう機械がほしい」って声が上がってくるのが嬉しいんです。実際、そういった声を生かしたら、本人も納得するし、やる気も出てくるんです。

本当に危ない仕事ですので、毎日みんなが現場から帰って来たらホッとします。


──森林組合としての使命は?

粟飯原:当たり前ですが、一生懸命に働いて、森林所有者に貢献すること。組合としては、森林所有者が汗水流して植えてきた森林を、適正な価格で販売して、ちゃんと還元していきたいと考えています。後は、林業というものを胸を張って自慢できるような職業にしたい。そのためには、組合としても、経営基盤をつくっていくことも大切だと思います。
 

──森林組合で働きたいと考えている人に一言

粟飯原:好奇心のある人に来てほしいです。いまは、少数精鋭で働かないといけないと思っています。その中で、ドローン研修とか最新の技術も取り入れたり、新しい考え方は入れていく必要がある。課題はいっぱいあるけど、全員で一丸となってやっていきましょう。

 

とくしま林業アカデミーを1期で卒業し、徳島中央森林組合で働いている森さんにもお話を伺いました。


 

──徳島中央森林組合に入ったきっかけは?

森:将来、妻の実家にある山林を手入れしたいという気持ちがあって、林業を学ぶことにしました。アカデミー卒業後、徳島中央森林組合に入ろうと思ったのは、神山がなんかいいなと思ったから。いま住んでいる徳島市内にも近いし(笑)

──この仕事のやりがいはなんですか?

森:自然の中で体を動かして働くのは、とても気持ちがいいです。自分はオフィスで働くタイプではないかな。

この仕事に携わる大半の人は、木を切る作業が一番好きだと思う。自分も木を切るのは好きだけど、個人的には、”荷掛け”という作業が面白い。

切った木にワイヤーを引っ掛け、重機で集材する作業を”荷掛け”といいます。木にワイヤーを引っ掛けるため、上に下に動き回り体を動かしている感じや、散らかっていた山が片付いていく感じが気持ちいいです。

いまは、山に作業道をつけることをやってます。まとまった現場では道づくりからはじまる。計画段階である程度線形は描いていますが、細かくは現場での判断。これにより作業効率が変わります。何もないところに道をつけて行くのはおもしろいです。作業のために道ができるのを待たれているプレッシャーはありますが。

まあ、やっぱり作業が進むにつれ、山が明るくなるのがいいですね。


──大変なことは?

森:キツイ仕事と言われますが、自分はあまり思わないですね。暑いとは思うことはありますが。危ないこともあるけど、気は楽。


──まだ見ぬ後輩へひとこと。

森:勉強は、作業ごとに行いますが、現場ではすべての作業がつながっていて、1年くらい働くと、ひと通りの段取りが全体の流れの中で経験できる。するとだんだん仕事がわかってきます。

はじめは、わからないことだらけだと思います。それであたりまえ。わからないことは、とにかく聞いてほしい、教えるんで。

 

山は社会資源。神山の林業の担い手が充実すると、森林環境が良くなり、川や生態系を守ることにつながります。あなたのチャレンジをお待ちしています。

 

募集職種 事務職 現場作業員
給与 年収 180万円〜200万円 初任給 8,000円〜10,000円/日(200,000円/月程度)
能力に応じ昇給あり
勤務地 神山町内
勤務時間・休日 勤務時間:8:15〜17:15(勤務時間応相談)
休日:週休2日制(土・日)、祝日
勤務時間:8:00〜17:00
休日:日曜
福利厚生 社会保険(年金・保険)退職金
募集期間 令和4年2月末まで
手当 交通費支給
賞与年2回(勤務条件により)
問い合わせ 徳島中央森林組合
徳島県名西郡神山町神領字西上角39番地
電話 088-676-0034(IP:050-2024-4387)
FAX    088-676-1208
メール kamiyama@center-forest.jp


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