
大蛇のはなし
アート2008年6月3日
(焼山寺のあたりのお話です。)
昔、名西郡神山町に神通力を持った大蛇が住みついていました。大蛇は大雨を降らせたり、大風を起こしたりして、人々に大きな被害を与えていたのです。
弘法大師が修行のため、ちょうどこの地を訪れた時も、大蛇が吐いた火で目の前の山は真っ赤な火の海。これはただ事ではないと感じた大師は、人々が止めるのも聞かず、真言を唱えながら山へ登っていったのです。すると、不思議なことに火は順々に消えていくではありませんか。
怒り狂った大蛇は大師の行く手を阻みましたが、大師は虚空蔵菩薩の助けを借り、見事大蛇を退治。岩屋の中に封じ込めてしまいました。それ以来、天変地異はなくなり、人々は安楽に暮らしたという事です。
めでたし、めでたし。
(平成20年6月1日、徳島新聞より)
コメント一覧
あれ?「ART」って誰のペンネームだったっけ?
2008年6月5日 12:16 AM | ニコライ
「Arthur」の略です、、、(笑) いや、違います。 これはサイトの管理をしている人(今回は工藤さんかな?)が投稿する時に使う。特に自分が書いたものでもないような記事は「Art」さんが投稿したことにする。KAIRの説明文などみんな「Art」が書いた。
2008年6月5日 8:22 AM | Claire