KAIR2018春プログラム Yamandu Roos (ヤマンドゥー・ロース)

アート2018年4月19日

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投稿者:Art in kamiyama

神山アーティスト・イン・レジデンス2018春バージョンがスタートしています。4月に入り、オランダからYamandu Roos(ヤマンドゥー・ロース)が来町し、今週から制作もスタートしました。

ヤマンドゥーは、2015年に初めて神山を訪問し、2017年は2カ月間、Bed&Studioプログラムを通じて、滞在制作を行いました。
今回はKAIR2018春プログラムの招聘アーティストとしての滞在となり、昨年に引き続き、「CITY BOY」プロジェクトに取組みます。秋のAIRプログラムとは異なり、継続的に訪問を繰り返し、色々な方との関係性を築きながら行うこのプロジェクトは、今回どのような経過をたどるのか、どうぞお楽しみに。期間中はアーティスト・トーク、そして滞在後半には作品展覧会も開催予定です。


Yamandu Roos ヤマンドゥー・ロース(写真家・オランダ出身)

Фотограф из Амстердама Yamandu Roos снимает портреты друзей, соседей и просто людей на улице, а иногда получает заказы от рекламных агентств. Так, например он фотографировал известного футболиста Рональдиньо (Ronaldinho) для рекламной кампании Nike.

アムステルダムの写真家ヤンンドゥ・ロスは、友人、隣人、路上の人々だけを撮影し、時には広告代理店から注文を受け取ります。 たとえば、有名なサッカー選手、ロナウジーニョ(ロナウジーニョ)を撮影して、ナイキの広告キャンペーンをしました。

Photographer from Amsterdam, Yamandu Roos, takes pictures of friends, neighbours and just people on the street, and sometimes receives orders from advertising agencies. So, for example, he photographed the famous footballer Ronaldinho for the advertising campaign Nike. (translated from Russian by GOOGLE)


初めてカメラにを手にしたときから、写真というものに対する興味が自分の中で少しずつ大きな存在となってきました。その後、17歳の時にウルグアイのモンテヴィデオ市の新聞社「Diario El Pais」のマリオ・マロッタ氏の元でインターンシップをすることとなりました。マロッタ氏の下でのインターンシップは私の写真に対する好奇心を大きくかきたて、そして私はますます写真の魔法の虜となりました。また同時期の高校生の頃、当時アムステルダムに住居を構えていたジャマイカ出身のアーティストであるフェミ・ドゥーキンズとも出会いました。彼と彼の奥さんのアナはアーティストとして生きていくことや自分の目、目に映るものを信じること、そしてその信念のもとに生きることなどについてより深く掘り下げることを教えてくれました。

写真とは深く観察し、第3の目となる自分の心に映るものを捉えることではないかと考えています。どこであろうと、そこで自分の心に響くものが撮影の対象となり、日常と異なる場所やそこで出会う人々、体験が私のイマジネーションの源となります。行く先々で出会う人や友人や風景、そこに存在するものが、2度と交わることのない瞬間として捉えられ、それが写真という形で表現され、思いがけない事柄が重なり、その中から私の作品が生まれてくるのです。そして、常に美しさと簡素なこと、そして簡素さの中の美しさというものを探求し続けています。

CITY BOY」プロジェクト
近年、Yamanduが各地で取り組んでいるプロジェクトのひとつ。
世界的に都市部から地方へと移り住み、自然豊かな場所での生活をする人たちが増えている中で、理想と現実、またそこでの生活を模索するということをテーマに撮影、制作を行っている。


通常の神山アーティスト・イン・レジデンス(KAIR)プログラムは公募で参加アーティストを募集し、選ばれたアーティストは8月下旬から11月にかけて、神山に滞在し、制作をしています。現在、招聘アーティストの選考作業中で、結果発表は6月後半です。KAIRでは秋のKAIR招聘プログラム以外の時期にも、ベッド&スタジオプログラムや企画プロジェクトなどで滞在制作をするアーティストの受け入れもしています。
2018年は1月からQuynh Vantu クウィン・ヴァンツー(アメリカ/12月~5月)や楡木令子さん(1月~5月)、Frauke フラウケ(スウェーデン/12月~3月)、PohWangポーワング(日本/3月)がBed&Studioプログラムに参加しています。この後も、引き続きKim Boske(オランダ/6月~7月)が滞在予定となっております。Bed&Studioプログラムで滞在中のアーティストもオープンアトリエや作品展覧会を開催することも多く、2018年は1年を通じて、さまざまなアーティストの作品に触れることとなりそうです。是非、お気軽にご参加ください。

 

 

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