【2】神山町とアーティスト・イン・レジデンス

アート2008年3月27日

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投稿者:Art in kamiyama

徳島県のほぼ中央部に位置し、四国山地の山懐に抱かれた神山町は、古来「大粟の里」と呼ばれ、「粟の国」(阿波国の旧国名)の中心地の一つとして栄え、数多くの文化や民俗芸能などを育んできました。特に、江戸後期から町内各地に点在した「常(設)舞台」で盛んに上演された人形浄瑠璃はその代表的なものです。

この人形浄瑠璃が演じられる際、大道具の一つとして舞台を飾ったのが「襖絵(屏風絵)」でした。町内には江戸後期から明治、大正時代にかけて制作された1,500枚(日本最多)を超える襖絵が現存し、その鮮やかな色調や豪快な筆致は見る者を圧倒する迫力や躍動感に満ち溢れています。

これらの襖絵は、レジデント・アーティストとして名(集落)に招かれた絵師たちが庄屋や富豪の屋敷に滞在し、地域住民の協力の下、制作されたものとされています。つまり、19世紀の半ばにはすでにこの神山の地においてアーティスト・イン・レジデンスが盛んに行われていたわけです。

 

【1】プログラムの方針
【2】神山町とアーティスト・イン・レジデンス
【3】公募条件
【4】招聘人数
【5】招聘期間
【6】招聘内容
【7】応募について
【8】滞在中の活動について
【9】出来上がった作品の所有権について
【10】選考と結果の通知について

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