KAIR作家町内・町外案内

アート2009年9月7日

投稿者:中原 亨

9月4日、すでに恒例となっているレジデンスの作家たちの町内案内をしました。神山町内の名所旧跡を案内し、神山の地理に慣れるとともにこれから制作する作品の構想に役立てるものです。

山中さんとキャメロンさん

朝10時に役場集合。まず向かったのは野間林道から悲願寺へ。林道途中の見晴らしのいいポイントに到着。もうススキの穂が出ていて秋の気配濃厚です。

ここから見る焼山寺の山並みにスベトラーナさんも感激。

毎年この林道を走っていると鹿に出会うのですが今年はキジに出会いました。悲願寺に向かう道はこの前の大雨でえぐられていて大変。杉本会長さん車の底をガリガリこすりながらの運転。

悲願寺の常夜灯の前での記念写真。

静寂な悲願寺の佇まい、作家たちとても気に入りました。ここのお寺の境内から湧き出る水は神山でも名水中の名水です。ここから雨乞いの滝に流れ落ちます。

水谷さん作品構想のスケッチに余念がありません。

ここでかなりの時間を費やし元の道を引き返し昼食をとりに「秀の家」へ。この食事所、作家たちの泊まっているアパートの近くなので滞在中作家もときどき利用すると思う。おかみさんによろしく頼んでおきました。

つきに向かったのは焼山寺。

次ぎに向かったのは焼山寺。四国八十八箇所の霊場焼山寺、ここも彼らの心を奪ったようです。

上角ワクワク展を鑑賞。

焼山寺を下って、町長さんへの表敬訪問まで時間があるのでワクワク展を散策しました。ちょうと紫野さんご一家も来ていたので話がはずみました。

後藤神山町長さんにご挨拶。

夕方4時にアポをとっていたので神山町教育委員会と町長さんにご挨拶。作家たちを紹介すると激励の言葉をいただきました。毎年ながら作家たちに神山温泉の入浴券をいただきました。

下分美術館案内。

実行委員のみなさんと別れて作家たちを宿舎に送る。過去の作家たちの作品が下分小学校に展示してありますというと、ぜひ見たいということで案内する。展示方法などに問題はあるのですが作家たちは非常に熱心に見てくれいろんな質問が飛び交いました。

休校中の小学校をこのように利用しているのは価値があるとの評価をいただきました。

スベトラーナさんの足を這う虫。

本日おまけの映像。彼女は足を這う虫を熱心に観察していました。

山川和紙会館案内。

昨日9月6日、作家たちを町外案内。これも恒例の行事です。朝9時に道の駅集合。森さんのマイクロバスで山川の和紙会館に向かいました。例年のことながら作家のみなさん和紙の魅力に取り付かれました。

美しい和紙の小物をたくさん購入。

スベトラーナさんはロシアの絵本作家の友達のために和紙を買い込みました。

昼食は御所の名物たらいうどん。

今年の作家のみなさん麺類は大好物です。お箸も器用に使います。

藍住町の「藍の館」へ・・・

藍の館での藍染体験。さすがアーティスト、係員の説明を要領よく理解し作業を進めます。

仕上がりの藍染ハンカチ。

彼女の作品もきれいに仕上がり大満足。
館内の一番奥にある旧藍商屋敷奥村家の奥座敷で琵琶のボランティア演奏をしていたので聴く。

はじめての楽器を上手に弾く。

ボランティアの先生の「平家物語・平敦盛の段」の弾き語りのあと琵琶の弾き方の体験をさせてもらった。スベトラーナさん、初体験とはいえ結構上手に演奏していた。

そのあと藍住の量販店に立ち寄り夕方五時過ぎに神山に帰り着く。次の日曜日のウエルカムパーティーまで行事がないので作家たちも落ち着いて制作活動に打ち込めるだろう。

「イン神山」のパスワードを紛失したため2日分の長い日記になりすみません。
仁木島さん、教えてもらったとおりにしたら復活しました。

中原 亨

神山アーティスト・イン・レジデンスの自称学芸員。これまで招聘した作家たちの作品の解説はお任せください。年間を通じて数多くの訪問者を案内しています。 神山を元気にするため老体を鞭打ちと東奔西走しています。NPOグリーンバレーの理事。

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コメント一覧

  • 様々な要素がパッケージされた濃いツアーですね!

    2009年9月7日 5:19 PM | 大南 信也

  • 「中身」濃いけど、 トオルちゃんの「鼻の下」はそんなに長くないはず・・と思っていたら、パスワードを忘れちゃったのね。

    2009年9月7日 10:32 PM | ニコライ

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