神山アーティスト・イン・レジデンス2016

アート2016年9月20日

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投稿者:Art in kamiyama

10/23より神山アーティスト・イン・レジデンス2016作品展覧会スタートします。

【2016招聘アーティスト】
Marijn van Kreij
清水麻紀
Jeannine Shinoda

【 KAIR2016 】
滞在期間:2016年8月20日~11月6日
・オープンアトリエ 9月18日 ※制作中のアトリエを巡ります。(
・作品展覧会 10月23日~11月3日
* 日程は変更することがあります。

【 KAIR2016 Artists】

マライン・ファン・クレイ Marijn van Kreij

オランダ人作家マライン・ファン・クレイの多面的な作品は、既存の画像、テキスト、音楽を起点に、これらを、入念に構築した新たなセッティングに置く変えることで生み出される意味について考察しようとする。アートとは、他の作品に対する反応として、またそのアートを認識することにより、創られるとの見地から、他の作家やミュージシャンとの接触が彼の作品の重要な要素となっている。例えば、ピカソの絵画の一部を繰り返しのデザインとして使い、大規模な作品を制作したり、共同プロジェクトで他の作家と交流するのもこの一例である。ピカソ後期の絵画をベースにした最近の絵画シリーズは、孤独な中に身を置く制作活動と大衆社会との関係、また、芸術観や生き方等を問いかける作品となった。彼の作品すべてに共通しているのは、アートの対話的な役割を探求することである。ブレダにあるセント・ヨースト美術アカデミーで学び、アムステルダム、ライクス・アカデミーのレジデンスプログラムに参加。現在はアムステルダムに在住し、制作活動している。

 

Untitled (Picasso, The Studio, 1955), 2016 Gouache and pencil on paper, 231,5 x 170 cm Photo: Nick Ash


清水麻紀(日本/ドイツ)

茨城県出身。筑波大学美術学士号(版画科専攻)、ドイツのビーレフェルド専修大学でデザイン修士を取得。2006年よりベルリンを拠点にドローイング作家として、アート、イラストレーション、コミック、ライブイベント等多分野で活動中。スケッチを通して日常や生活の一こまを観察、表現することがライフワークの一環で、アートがダイレクトに社会と接点を持つこと、そのひびきに関心がある。大胆かつシンプルな線と色面からなる構図の表現の中に、絵という二次元のメディアを通じて感動を共有することを主題としている。時代や文化背景等の様々な壁と境を超えた制作活動と活発で行動的な性格から、これまで世界各地で多くの評価を得、近年では展覧会や出版にとどまらず、講演会やワークショップでのアート交流とアート教育の新たな可能性について模索している。現在はベルリンの共同アトリエでフリーランスとして様々なプロジェクトに参加する一方、美術大学の非常勤講師と小学校の美術担当。

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ジニーン・シノダ Jeannine Shinoda

ジニーン・シノダはロサンゼルス在住の建築家・アーティスト。立体作品とパフォーマンスを組み合わせ現代の日常的な習慣を考察し作品に反映させる。作品のベースには、相反する感情と遊び心が混在するパーソナルな場を追求したいという思いがあり、また様々な探求の可能性が詰まった場でもあり、彼女自身、制作を通じて我を忘れて思考に浸りたいという衝動に駆られることもある。
Stewardson Keefe LeBrun Travel を受賞し、東アフリカにてunplanned developmentsについてリサーチを行った経験を持つ。
カネーギメロン大学にて建築を専攻し、オレゴン州の建築免許取得。ウィスコンシン州マディソン校にてファインアート修士修了。

Insular Landscapes (2013)

 

Take Care (2015)