KAIR 1999

オスカー・ロヴェラス Oscar Lloveras

1960年アルゼンチンのブエノスアイレスに生まれる。14歳で芸術の道を志し、アルゼンチン国立高等美術学校に学ぶ。パリ大学で彫刻を学び、その後大学院で宗教学を研究する。神山の色彩と空間を基本的なモチーフに作品を制作。また、現在の神山町が五村の合併により成立したことから、密教でいう五大元素「地、水、火、風、空」をテーマとした作品となった。

ポール・コスグローブ Paul Cosgrove

1961年スコットランドのグラスゴーに生まれる。グラスゴー美術大学大学院を修了。1993年グラスゴー美術大学版画科講師。1997年同大学彫刻科講師となり、翌年より彫刻科主任代理を務める。「滝の家」では、神山町を象徴する建造物として「悲願寺常夜灯」が、自然として「雨乞の滝」が選ばれている。

黒蕨 壮 Sou Kurowarabi

1951年鹿児島県生まれ。小学校3年生頃から祖父の影響を受け木彫を始める。コンピューター技師として働きながらも木彫を続け、1976年頃より彫刻に専念する。ゴミ問題、飽食、使い捨てなどの現代社会の問題と未来をテーマにした作品を制作し、丸木舟は子ども達が未来への希望を書き入れたタイムカプセルにもなっている。