KAIR 2003

エリザベス・ロス Elizabeth Roth

ニューヨーク生まれ。スミス大学にて学士号、ウィスコンシン・マディソン大学にて美術学修士号を取得。ユーモラスに社会問題を
描くという彼女得意の手法で「Pink and Green:神山三六景」を制作した。このインスタレーションでは、消費文化を象徴するハロー・キティの巨大画とはがき大に描かれた風景画は対を成した。

ストレイドム・ファン・ダ・メルヴェ
Strijdom van der Merwe


1961年南アフリカ共和国生まれ。南アフリカ、チェコ、オランダ、イギリスで美術を学ぶ。ランドアーティストとして、地元の材料を用いた作品を制作する。神山レジデンス期間中には風景美を利用した多数のランドアート作品を制作した。川や山や森に制作したこれらの作品の写真は現在KAIRの永久コレクションとして展示されている。

ジェイソン・イ Jason Yi

韓国ソウル生まれ。子供の頃(1975年)アメリカに移住。マルチメディア/インタラクティブ・インスタレーション、ドローイング、写真、彫刻、ビデオなど様々な分野の芸術を融合した作品を制作する。神山の風景の探索や地元住民との交流を通じて、3画面からなるビデオインスタレーションやデジタル写真を制作した。両作品とも、時の経過や、人間と自然の切っても切り離せない関係を探究している。

吉澤和芳 Kazuyoshi Yoshizawa

1968年東京生まれ。武蔵野美術大学油絵学科卒業。同共通絵画研究室助手を歴任。神山では太陽と自然の関係に注目し、絵の下部に緑の山並を配し、太陽の光が山を照らし空気を純化して空に還すようなイメージを描いた。