灯り屋chan

なんでも2008年6月11日

chan

投稿者:chan

先週の話だけど、京都に行ってきた。

大好きなミュージシャンえま&慧奏のライブの照明のオシゴト。
場所は、左京区の法然院、方丈の間。

法然院のゲストルーム的な方丈の間は、普段は公開されていないが、狩野光信筆の襖絵や堂本印象筆の襖絵も納められ、美しい庭園が眺められるスペシャルな空間。えま&慧奏は、毎年ここでライブを行っていて、数年前にお客さんとして参加させてもらって以来、ぼくにとってそこは『いつかは方丈の間の照明を!』な場所だった。

そんな晴れ舞台
当然のことながら、力入ってた
そして、よくあることだが、こけた
すこん、と

ぼくのライブ照明は、かなり『動』の要素が強い灯り仕事。
白熱球に紙袋をかぶせたフロアーライトをステージいっぱいに配置。それを前、真ん中、背後、上など3〜4系統に分けておいて、調光機でそれぞれの明るさを変られるように配線しておく。

曲の調子、場の変化に応じて、灯りのバランスを変えていき、音と場とミュージシャンや観客の意識とにシンクロさせながら、それらが渾然一体となり昇華していく空間を作り出すというのがぼくのやり方、というか理想。

でも、法然院での現実は。。。

肩の力が入りっぱなしで、なかなか音と一緒になれない。
自分のリズムというか物語が見えてこなくて、演奏に合わせるのが精一杯。
やっと音の世界に入れたと思ったら、こんどは調子こいて、灯りをいじりすぎて、出しゃばった照明になっている。

しゃんとしてるときは、とっても気持ちいいオシゴトなんだけど。。。
喉はからから、Tシャツの背中には、びっしょり汗。
気持ちよくないよ!

なんでや!?!?

でも、よく考えてみたら、当然と言えば当然の結果。
新しく導入した照明具はまだ使いこなせていなかった。調光機の動作がスムーズでなくて、えま&慧奏の繊細な音の世界についていけない。
それになにより、『びしっと照明屋さんする』ことしか考えていなくて、まわりの人への想いをほとんど持てないままやっていた。
『場』へのご挨拶もろくにできていなかった。

ああ、まだまだ未熟者ですわ。。。

リハーサル中の一枚  本番中は写真撮るなんて余裕なかったです。。。

でも、くじけちゃいけない
機材を整えて、こころを磨いて、来年には、もう一度法然院、チャレンジだ!

と、来年の話はさておき、近いところで、今月27日の金曜日、chanTakでライブやります。
はらから Halakala
というユニット。
Kayo ボーカル
ケイジュ ギター
オザザ  パーカッション

和歌山は和歌浦の伝説のカフェ・バグースで出会った若者3人が熟年化して、まったりいい味出してるピースフル・アコースティック・ジャムバンド。
開演は7時半。

ぼくも懲りずに照明やります。

どうぞみなさん、いらしくてくださな!

chan

chan

アーティスト・イン・レジデンスのおまけのようなご縁で、嫁と犬一匹とともにの関西方面から神山に移り住んだのは2002年のこと。 最初は、ほんの仮の住まいのつもり。それがいまでは、土地を買って自分で家を建てて、本業(歯医者)からは脱線しつつも、パン屋を開いたり、カフェをやろうとしたり、、、 人生、わからんもんですねぇ。。。 ま、とにかく、日々、神山パワーを全身に浴びながらほくほく暮らしております。

chanの他の記事をみる

コメント一覧

  • チャンさん、この【木】の写真は?どこで撮ったんでっしゃろ。 良い雰囲気をかもしだしております。 法然院に「方丈の間」というのが、あるのですか? 知らなかった。 それに「堂本印象」って、全然知らんわ。 毎日、あそこの美術館の前を通って、学校へ行っていたはずなのに・・・・。のぞいたこともない。(笑) KAYOさんとケイジュさんのライブは昔、カサブランカで聞いて以来です。 神山で、佐藤ちち・・・や、(牛の)なまちち、は見るけど、 「なま」うた・・・はあまり聞かないから、KAYOさんのをたまに聞きたいよね。 チャンさんの、照明の「腕」が上がったかどうかも、調べに行ったげるわ。(笑)

    2008年6月11日 23:51 | ニコライ

コメントする

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * 欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください