神山の輪【続編】スタート!

なんでも2014年5月21日

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投稿者:神山塾 6期生

こんにちは、神山塾6期生です。

5月も半ばを過ぎ、塾生活も4ヶ月目に突入しました。
そろそろここいらで神山の輪プロジェクトを再スタートさせたいと思います!

1.橋本純一さん、佐々木宗徳さん
1組目は鬼籠野地区ですだちを栽培されている橋本さん、佐々木さんのお二人。塾卒業生の神先さんが毎月行っている若者サミットで佐々木さんとお会いできたのが、今回の取材につながりました!

(すだち名人こと橋本純一さん)
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当日は、鬼籠野のすだち畑にて実物を見ながらの取材となりました。
すだちの特性や収穫から出荷までの流れ、鬼籠野地区が栽培に適している理由などを名人より教えていただきます。

(すだち畑)
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すだち畑の中には樹齢200年以上という古木も。香りが強く、京都の高級料亭からの受注もあるそう。ほかの木よりも大きいため、収穫時期はみんなで竹はしごを駆使して収穫するとか!

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すだちは、個体差が少なく当たり外れがないため売りやすいと言う佐々木さん。しかし現在1000戸以上ある神山のすだち農家さんは、多くが高齢化や後継者不足で悩んでいるそうです。佐々木さんたちのような若い世代がこれからのすだちの未来を担っているんですね。

(佐々木宗徳さん。おじいさんがすだち栽培を始められたのは、なんと昭和32年!?すだちの冷蔵保存を初めて始められたのもおじいさんだそう。)
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そして最後にこんな素敵なメッセージを佐々木さんからいただきました。「今みんなは迷って神山に来て、まだどこに行けばいいかが見えてないみたい。僕も色々悩んで、いろいろなことをしてきた。だけど、そのうち自分しか持っていない何かいいものが見つかる。僕はそれがすだちだったかな。」

自分しか持っていない何かいいもの…きっと見つけたいと思います。
橋本さん、佐々木さん、ありがとうございました!

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2、 神原紀仁さん
続いては神山しいたけ生産販売協同組合副理事長を務める神原紀仁さんにお話を伺いました。

(神原さん。大学や高速道路の設計の仕事を経て、もともとお父さんがやっていた今の仕事を継いだとのこと。)
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まず工場に伺うと、いわゆる工場見学の要領で広い工場内を詳しく丁寧に説明していただきました。はじめに案内していただいたのは商品をパックに詰める工程。沢山のシイタケが手早く選別され袋詰されていきます。神原さんの紹介で、こちらで勤務されている大林さんにもプチインタビュー。大林さんは市内からの移住者で、自然がいっぱいで昔から神山が好きだったことから移住を決断。今は少し不便だけど、お風呂を薪で焚いたりすることを楽しみながら生活していらっしゃるとのことでした。

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続いて、シイタケのできる工程を案内してもらいました。こちらの工場で栽培されるのは菌床シイタケで、その原料となるおがくずや菌、また温度や湿度など細部にわたりこだわって作られていて商品に対する愛と真剣さがこちらにも伝わってくるほどでした。

(新鮮なおがくずは、まるでバナナのようなとってもいい匂いがしました。)
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現在こちらの工場で栽培されているシイタケは、試行錯誤をし、何度も失敗を繰り返しながらも忍耐強く取り組み、4年以上の歳月を経てようやく出来上がったものだそうです。人知れず努力を重ねた結果が、大きくて肉厚で香りの良いおいしいシイタケを生んだのですね。

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シイタケの出荷量は実は徳島が全国一位です!しかもその中で多くのシェアを占めるのがなんと神山とのことです。梅、すだちと共にシイタケも神山を代表する特産品の一つなんですね。神山のいいところを発信できる地域のリーディングカンパニーになりたいと力強くおっしゃる神原さんたちの作る神山のシイタケが、もっともっと全国に知れ渡りますように。

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神原さん、大林さん、ありがとうございました!

次回は、神山森林公園学習館の大野さんを紹介していただきましたので、是非お楽しみに!

おまけ
帰りに、神山温泉にてコチラで栽培されているシイタケを購入。おいしくいただきました!
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