先生たちのための農業・林業ツアー、ドキュメント映像2本を公開しました
学び2017年1月24日
昨年の秋のこと。9月3日、4日の2日間、神山の保育所、小・中・高校で働く先生方を対象にした、先生みんなでツアーを企画しました。週末の開催でしたが、貴重なお休みにも関わらず、企画に賛同してくれる先生方に集まっていただきました。
先生みんなでツアーは、神山の先生方が地域で働く人や仕事場を訪ね、その人がどのような想いで仕事をされているか、現在抱えている課題などについて教えてもらうツアーです。狭い町内ですので「町内で会ったことはある(顔見知り)だけれど、その人が関わっている仕事内容まではよく知らない」なんてことはよくあり、この機会に深く知り合ってもらえればと、仕事場を訪ねて懇親する機会を設けています。
今回のツアーは、「木と人に出会う」、「食と農業を知る」の2つのテーマで開催。参加してくださった先生方が、ツアーに協力してもらった地域の方の仕事や人柄に、大変な興味を持っている様子だったことが印象的でした。また、先生と地域の方という結びつきだけではなく、町内の様々な学校で教えている先生方が一緒に過ごすことで、勤め先以外の学校や保育所の様子も知ることができたことも成果だと思います。それぞれの出会いを経て、今後どのような教育が展開されていくのか楽しみになりました。
神山町の保育所や学校では、地域の人から学ぶ機会を積極的に設けています。農家さんに農業実習をしてもらったり、神山アーティスト・イン・レジデンスの作家に来てもらったり。最近では、神山バレー・サテライトオフィス・コンプレックスを拠点に活躍する神山メイカースペースと共同し、3Dプリンターやレイザーカッターなどの最新の機器と技術を体験できる授業を実施したりと、内容は豊富です。
そのような地域と共同した教室風景は、神山町で育つこどもたちにとって豊かな経験となって残るはず。神山で仕事をするおとなたちがいろんなことを教えてくれる「地域の先生」が生まれ続ける環境を残していきたい、と考えました。
ツアーの中では、先生がかつての教え子の成長した姿に接し、「自分が昔教えた児童が、こんなにたくましく仕事をしている(!)」といった予想外な再会もあって、微笑ましい一幕もありました。こんなふうに神山で育った子供たちが、近い将来神山でいきいきと仕事をする姿があちこちでみられるようになるといいですね。
駒形 良介
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