
何気ない場所。
なんでも2009年6月4日
先月突然火口山さんから「建物が取り壊しになるからいるものあったら持っていって下さい。」とのメールが。聞けば改善センターの横の建物が取り壊しになるとの事。
取り壊しになる直前でしたが、仕事終わりに様子を見に行きました。
中は何とも言えない趣きのある雰囲気。
入って正面の窓がアート作品になっていました。たまたま一番きれいな時間に入れたのかも。
元々小学校だったそうですが、階段も床もそのときのままのよう。この板欲しいなぁ。
今まで改善センターの横にこんな建物があったのに入らなかったのが不思議です。もったいない事をしました。
何か残ってるかな、と見に来たのですが既に窓も持っていかれていました。みんな素早い。。
ですがこの風景は圧巻。神山の夕方は本当にきれい。
ここまで夢中でしたが、この辺に来た頃には我に返って段々もったいなくなってきました。 特にそう感じたのは下の写真の部屋。
こんな部屋があったら制作スペースとして欲しかった。それが無理でも最後に展覧会でも出来たかもしれません。それこそ壊すなら壁に直接描いたり。。
宿泊出来そうなスペースも。上の写真のような風景の見える場所で泊まれたら気持ちよかろうに。
もったいない思いでしたが、この記事を書いてる頃にはそろそろ取り壊されているかもしれません。
これに限った話ではないと思いますが、身の回りにはまだまだ工夫次第で利用出来る物が多いと感じます。
(この建物の取り壊しを批判する訳ではないですが、、)最近特にテレビや新聞は「エコ」一色です。しかし、それにはどうも違和感を感じる部分があります。「(企業、政治関係なく)具体性の無い漠然とした目標だけを唱えるリーダーは信用してはならない。」と、ある作家が言っていましたが、確かに。
環境は大事だと思いますが、漠然とエコを唱えているように見えるメディアには少し不気味さを感じます。目の前のものを取りこぼしていないかと。。
コメント一覧
早渕君、ごぶさたしてます。イン神山はちょこちょこのぞいてます。 なんともいえない気持ちの良さが伝わってくる夕暮れの写真ですね。窓際の蔦の感じがすきです。 ぼくなら床でももらっていきたいかも。無垢の床にあこがれます。 それにしてもこんなすてきな建物が取り壊しなんて残念ですね...
2009年6月4日 23:34 | ソガケンタ
私も、この建物はあまり、のぞかなかったです。 (おろの中学校出身なもので・・・。) 外観から見ますと、存続はチトきびしいかな・・と思っていました。中を見ますと、(早渕君の写真のうまさもありますが) 良い雰囲気があります。 あの時代は、“これがいいかな?あれがいいかな・・・? ”と、ペンキひとつ塗るにしても、実際に現場で、作る人達が考えながら、作っていますから、その“ 思い ”が伝わってきて、こちらを心地よくさせてくれるのだと思います。 「できあい」のものじゃない・・・という。 あれ?これって、西村佳哲様の本に書いてありましたか・・・・。エヘヘ。
2009年6月4日 23:54 | ニコライ
(いろんな意味で、)貴重な写真! 心なし空間に何かが浮かんでいるような気さえします・・・。 母校の最後の欠片です。
2009年6月5日 00:04 | 大南 信也
窓をもってったひとりです。 旧資料館の時から館内のいい雰囲気にもっと活かしてやれないものか、みんなが感心を寄せてくれないものかと思っていました。 取り壊しと聞いてから幾度といただける部材の再利用を必要な方々と話し劇場やアトリエ用にプールしてあります。 余りの窓と引戸は、築百年近い上角の我家などで元気に活躍しています。 捨てる神あれば、拾う・・・あり!
2009年6月5日 09:43 | 仁木島 昭
こんなアトリエが欲しい! 禅では「もらう物は良し、拾う物はなお良し」と言うそうです・・・
2009年6月5日 13:05 | 吉澤和芳
引き戸は劇場寄井座のサッシと交換したり、下分アトリエの旧遊戯室に使ったりする予定です。
2009年6月5日 13:14 | 大南 信也
曽我さん お久しぶりです。そうですね、本当にもったいないと思います。自分もこんな雰囲気の校舎で勉強したかった。 古い物が新しくなるのは自然なのかもしれませんがやっぱり寂しくなります。 ニコライさん ありがとうございます。写真はまだまだニコライさんにほめてもらえるほどの腕ではないですが、、、 建物や商品一つにしても人の手がわかる物は新しい古いに関係なく温かい感じがします。 大南さん 大南さんの母校だったんですね!大人になったからそう思うのかもしれませんが、こんな校舎で勉強していたなんて羨ましい。 使われていない校舎に入ると、使っていた人たちの雰囲気がまだ漂っているような感じがして不思議な気分でした。
2009年6月5日 19:02 | 早渕
仁木島さん 窓はあんまりきれいに無くなっていたので、最初窓があったのがわかりませんでした(笑) 自分も少し残っていた窓をもらいました。機会があれば作品に生まれ変わらせたいと思います。 吉澤さん こんなアトリエで描かれた吉沢さんの作品、ぜひ観てみたいです。「もらう物は良し、拾う物はなお良し」今回の事で、今後は今以上に気兼ねなく実践すると思います。
2009年6月5日 19:12 | 早渕
木造の建物っていい! どついたら、少しは、ひっこんでくれるもの。
2009年6月5日 23:17 | ニコライ