昨日の土曜日改善センターで、「第一回・夢を語る旬の薬草遊山食」という催しがありました。主催したのは薬草協会神山支部の後藤貴美子さんと退職公務員連盟神山支部の女性部です。

退公連神山支部の会長ということでわたしも参加しました。四十数名の参加者があり盛会でした。

後藤さんは料理名人で、森づくりの食事当番・ＫＡＩＲの「食の交流」などでは中心的な役割を果たしおいしい家庭料理・郷土料理・創作料理を作ってくれます。

本日の参加者は年配の人が多いのでそれにあった料理をいろいろ作ってくれました。

子どものころ嫌いだった料理が年をとるにつれて好きになるものがいろいろあります。野菜の煮物もその一つ。他にも豆腐の白和え・なます・焼きナス・コンニャクの煮しめ・干し大根の煮物・しいたけなどなど・・・。

味は全体に薄味です。しかしダシのとり方がよく食べて深みのある味でした。

サスケさんも駆けつけてくれました。正面のアップの写真はダメよ、ということで横のほうから撮りました。

できあった料理は塗り膳に並べられます。今でも旧家では土蔵に塗り膳が保管されています。化学製品でなく漆塗りのお膳は風格があります。

本日のお品書きは、飯（わかめジャコご飯）・味噌汁・生しいたけの三杯酢・卵豆腐・煮しめいろいろ・ピーマンのオリーブ炒め・ゆべし・香の物・デザート・シソジュースなどなど盛りだくさんです。

ゆべしの作り方を教えてもらいました。ユズの季節になったら作って見ます。実においして風味です。

秋には第二回の薬膳料理の会があります。男女を問わず誰でも参加できますので多くの人の参加をお待ちしています。

会食のあと谷高重先生の講演を聴きました。演題は「薬草と健康」です。谷先生といえば「神山さくら会」の会長さんで神山街道を日本一のしだれ桜の町にしようと精力的に活躍されています。また、先生は徳島県でも高名な薬草研究家でもあります。

自宅で栽培されているたくさんの薬草や精製した薬をもってきてくれてその効能など詳しく講義してくれました。わたしもある病気の兆候があったのですが、先生からいただいた薬を煎じて飲むと一晩で効果がありました。

先生の言われるには神山は薬草の宝庫だそうです。気がつかず見過ごしているだけで、道端や野山にふんだんにあるという。先生秘伝のビワの種の粉末は、これまで七千人以上の人に配り多くの病気の人を助けたそうです。

きのうは何か健康にいいことばかりした気分になりました。