本日改善センターにおいて、「第７回世界の料理教室」が開催されました。この催し神山町教育委員会生涯学習課主催、グリーンバレーが協賛といかたちで七回目となります。
これまで世界各地の料理講習を行ってきました。本日の料理はイタリア料理でした。

今日の講師先生は、大塚学・さやかご夫妻です。昨年の10月に移住交流として神山に住みつきました。グラフィックデザイナーを職業としています。イタリアで在住経験があります。

イタリア料理といえばまず思い浮かべるのはパスタ料理ですか。会場に着くと班ごとに食材が分けられていました。
今夜のメニューは、海老のクリームパスタ、フレッシュトマトのブルスケッタ、ティラミスの３品です。

まずトマトをベースとしたソースづくり。私も家でよくパスタを作るので手順は簡単です。オリーブオイル、むき海老、クリームをたっぷり入れるので味は濃厚です。

パスタと平行してブルスケッタづくり。これはフランスパンを輪切りにしてこんがりと焼き上げます。それにフレッシュトマトのみじん切りやカマンベールチーズとサーモンの薄切りをのせます。

今夜の参加者は小さい子どもたちも入れると60人近くいましたか。国際交流の町神山にふさわしくＡＬＴのなど外国人も十数人いました。

稲飯幸生先生、パソコンも起用に使いこなし「神山日記帳」にもよく投稿されます。左側は孫のようなＡＬＴのチャリスさん。

デザートのティラミスも手分けして同時に作りました。海外旅行をして驚くのは、食後に甘いデザートがたっぷり出てきます。甘いものが嫌いなトオルちゃん、それには閉口しました。

イタリアといえばスローフード運動の発祥地。ファーストフードといえば注文するとすぐさま出てくる料理。ハンバーガー・ドーナツ・フライドチキン・○○屋の牛丼など。現代社会はそれが横行して食文化が壊れています。

それに対向して起こったのがイタリア北部でのスローフード運動。1986年に起こり瞬く間に世界に広がりました。よい素材・郷土の特色・土地の風習などを取り入れた食文化の見直し運動です。日本版では、郷土料理・おふくろの味などのような料理でしょうか。

本日の講師、素敵なご夫妻で、すてきな料理をありがとうございました。時間をかけてゆっくりと料理し、みんなで顔を突き合わせながら料理を楽しむ。これぞフローフードの真髄です。