ここ数日、実に暖かい日が続きました。その陽気で梅の花が一斉に開きました。
本日の日曜日、恒例の「阿川梅まつり」がオープンしました。このまつりオープンをいつの日曜日にするか実行委員の頭を悩まします。昨夜来の雨もやみ、梅の開花も八分咲きで、実にいい日を選びました。

町長さんや県議会の人たちによるテープカット。商工会会長の森昌槻さんの顔も見えます。

勇壮な獅子舞のあとは可愛い女の子たちの傘おどりです。

江戸時代の天保の初期ごろから続く傘踊り。少子化が進み踊り子の人数が激減しました。中学生に二人出てもらって何とか10人を確保しています。
来年はほとんどの子が中学校に進むので、存続が危ぶまれています。

伝統芸能のあとは、恒例の餅投げ。実に大勢の人が集まりました。昔の二ノ宮神社の秋祭りの賑わいを思い出しました。
神社の境内では、梅干・茹でぼし・手作りコンニャク・よもぎ団子・手打ちソバなどが販売されにぎわいました。

阿川の神木(じんぎ)・二ノ宮・代次(よつぎ)・宇度木(うとうぎ)の街道の両脇に広がる梅林は、全国でも有数の規模を誇ります。今日も実に大勢の梅見客やカメラマンでにぎわいました。

３月７日の日曜日には、健康ウォークや梅干の種飛ばし大会があります。休校中の阿川小学校が受付会場になります。誰でも参加は自由ですのでぜひお越しください。朝９時から受付開始です。

阿川の人たちも高齢化が進み、梅の剪定作業をして梅林をこのような状態にするのは大変です。実行委員の人たちが作業を手伝っています。

この時期神山町では梅林は阿川以外の各所で見ることができます。スダチ(生産高日本一)と梅は神山の特産品でもあります。

「桜切るバカ、梅切らぬバカ」といわれるように、梅の木は冬場の剪定作業が大変なのです。その上消毒作業や下草刈りにも手間がかかります。生産農家も次第に減少しています。

さて、梅林を散策したあとは中山さんの「山姥カフェ」にお立ち寄りください。美味しいベトナムコーヒーが味わえます。写真の白い字で彫られた看板。ベトナム語で「路上カフェ」という意味だそうです。
昨日の徳島新聞にも掲載されていた、「梅林ギャラリー」で写真展も鑑賞することができます。
梅林の石垣にも写真が展示してあって、サスケさんの石垣写真展を思い出しました。

梅林の中にある「梅の花」を撮影した写真展。石垣にも写真が展示してあります。
この神木とい地域、風の通り道になり台風などのときは大変です。沖縄のように家の周りに防風のための石垣を積み上げています。

今は家を取り壊し跡形もありませんが、家を囲っていた石垣だけは残っています。先人の苦労がしのばれます。