阿波ぶらり散歩(7) 「土佐勤王二十三士と牟岐」
なんでも2011年2月8日
阿波ぶらり散歩
元治元年(一八六四)七月の末、土佐藩に捕らえられている武市瑞山以下の勤王志士の救出を図り、土佐藩士二十三名が藩に嘆願する目的で阿波に近い野根山で密会した。これは藩の知るところとなり追われて越境して阿波へ入った。阿波藩では土佐藩よりの依頼を受けて志士たちを捕らえ牟岐で取り調べた。約一か月過ぎて土佐藩に引き渡されたが志士たちは土佐へ帰って獄中で一夜過ごしたのみで翌日全員処刑された。
「牟岐村歴史資料」(大正四年刊)によると志士たちの最高年齢は四十四歳で四十歳代はこの人だけである。最も若い人は十七歳で十歳代は計四人である。あと二十歳代が十二人、三十歳代が六人で二十歳代が最も多く、若い人のグループである。
藩士たちは宍喰の関所で捕らえられ牟岐へ移って海蔵寺で取り調べられた。取り調べの後、近辺の民家に二三人づつ分けて監禁された。牟岐の人々はこれらの藩士を親切に待遇したようで、藩士たちは感謝をこめた和歌を詠んだりしてゆっくり生活を楽しんでいる。土佐へ引き上げる時には、駆けつけた村人の中にはすすり泣きなきして別れを惜しんだ者もあったという。
藩士を世話をした民家の一つが医師をしていた生田家であるが、主人の生田亮平は義侠心の強い人で、裏の離れ座敷に彼らを住まわせ篤くもてなしたという。
徳島史学会 稲飯幸生(神山町))
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コメント一覧
半分は温かく、半分は悲しい・・・。
2011年2月8日 15:34 | 大南 信也
これ、「龍馬が行く」で読んだ記憶があります。皆辞世の句を詠み終わらないまま斬首されたとか。当時は死生観が違うので今の感覚で想像するのは難しいですが。
2011年2月8日 18:32 | たかはししんじ
私は私が日本人を読むことができることを望む これらの歩行は非常に促している 恐ろしい日本語(残念な) 残念
2011年2月8日 20:27 | itoi+ru-san
歴史の裏には、こんな人達が、沢山隠れています。 「龍馬が行く」は、青春時代(浪人時代)に読みました。 “ 血 湧(わ)き、肉 躍(おど)る ” 素晴らしい本でございました。 40年経った今 “ 血 湧(わ)き、肉 躍(おど)る ” 【 辞世の句 】を詠み、 逝(ゆ)きたいと思っております。 ほとんど言ってることがわかりませんが・・・。アハハ(笑)
2011年2月11日 13:49 | ニコライ
「肉」は「肉」でも、 酒池肉林の中で逝きたいと思うとんちゃうん…(笑)。
2011年2月11日 23:34 | 大南 信也
なんということを言うのだ・・・・ち・・・チ・・・チミは・・・(笑) 最近だいぶ変わってきてるよ。 (どこが・・・・といわれそうな気もしますが)(苦笑)
2011年2月12日 23:42 | ニコライ