
『とりおき or とっておき』
アート2007年6月19日
毎日ブログを綴っていると、時にはネタが尽きそうになる日も出てくる。「今日は止めとこか・・・・」と思う日がないでもない。かといって、こんな拙文ではあっても、読者(?)が居てくれる限りそういう訳にはいかない、と持ち前のサービス精神が頭をもたげてくる・・・・(笑)。ということで、今日は”取り置き”の話題とするか・・・・。
一昨日、アドプトを終えた下分地区の皆さんから、寄井座を見学したいとの電話。カギを持って駆けつけました。(あまりに頻繁に現れるものだから、最近、入り口横の長屋に住む大谷屋のおばさんから移住を勧められている・・・・(笑)。)
お客さん約20名です!すると、どこからともなくそこに偶然現れしは、寄井町が誇る往年の大女優「湊屋のさっちゃん」(当年とって75歳(?)、酔っ払った時には佐藤英雄さんの天敵と化する女性・・・・(笑)。)
「さっちゃん、今日は大勢のお客さんやから、一丁、昔やっとった芝居を見せてよ・・・・。」
「ほな、やったげよか。昭和30年ぐらいにやったやつを・・・・」(と何のてらいもなく、さっぱりとしている。)
「よう、日本一」との掛け声に乗って、森の石松か、何か、を演じ始めました。(残念ながら、笑いすぎてセリフは覚えておりません・・・・(笑)。)
「親分、お久しぶりでござんす・・・・」
「けえって、参りました・・・・」
「一日たりとも親分のことを・・・・」
・・・・てな具合で、拍手喝采!アンコール、アンコールの連続でありました。
ほら分かるでしょ、皆さんの嬉しそうな顔をみれば、どれだけさっちゃんの芸を堪能したかが・・・・!
『風景づくり夏の学校@神山』の学生さんたちに是非会ってもらいたかった人です。ますます神山の凄さを実感されたのではないかと思います。今度にしようか?
観光地に行けば必ず観光ガイドさんがいます。しかし、いくら名物ガイドさんが居ても、寄井町の「さっちゃん」の足下にも及びません。新生寄井座のこけら落としには、大勢の観客の前で晴れ姿で演じてもらいましょう・・・・!
どや、「取り置き」と考えとったが、結果的に「取って置き」の画像になったんとちゃいまっか・・・・(笑)。

大南 信也
グリーンバレー理事長。日々「せかいのかみやま」づくりに精励してます。人を強制せず、人に強制されずの自由人。職業?「社会起業家のたまご」としときます。最近の関心事は(西村さんの向こうを張って)「みんなの仕事をつくること」。そして、クリエイティブに過疎化を進める「創造的過疎」。
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