高松市で讃岐漆三昧

アート2008年6月12日

アバター画像

投稿者:クレア

これは今年の3月の話だけど、今日の日付で載せちゃう。高松に用事があったので、ついでに高松市美術館にも行ってみた。 2階に太田儔さんの個展がありました。籃胎蒟醤という技術を使って作品を作っています。太田さんは国の人間国宝と認定されています。1階ではいろんな人の籃胎蒟醤の作品があって、中には太田さんの妻の作品もありました。別の部屋には「雨やどり - 高松市美術館常設店の20年」だった。ちゃんと村上隆さん、奈良美智さん、 森村泰昌さんを見分けたのでちょっとうれしかったけど、知らない作家が多かった。やっぱりまだまだ修行が足りないんだな。
美術館の周辺には美味しそうなレストランやカフェがいっぱいある。美術館のスタッフのおススメスポットで昼ごはんを食べてから漆器を売っている店を探しに出かけた。お土産屋さんに尋ねて、後藤盆というお店への手書きの地図を貰って、お店に向かった。

後藤塗り職人5代目の後藤孝子さんが太田儔さんの研究所で作った盆

宗家後藤盆というお店ですが、名前の通り、長い間やってきた漆器の技術を家族で伝統を守っている。若い看板娘が5代目となります。太田儔さんの研究所で作った籃胎蒟醤の盆を見せてくれた。日常品から茶道に使う高級なものまである。後藤家の三人ですべてを作っている。

Inside the Goto shop

後藤盆ではコラボ商品もいろいろある。漆器のお箸に他の伝統的なお店の手織りの布の袋で今話題の「マイ箸」。香川県が誇る安治石を使った盆やケース。そして町の観光イベントにも参加して、人に後藤盆のことを知ってもらうのにいろんな方法で取り組んでいるという。最近こんな小さな工房が大変そうだけど、応援したい!ビバものづくり!!

アバター画像

クレア

徳島市に住んでいるカナダ人の翻訳・通訳家。ソフィーのお母さん。Pizzicato Five を聞いて日本語を覚えた。コーヒーとチーズとチョコレート大好き。ツイッターをぼちぼちやってます @clairetanaka

クレアの他の記事をみる

コメント一覧

  • クレアさん。この字・・・・【籃胎蒟醤】は何と読むのですか? ジニュウィン・カナディアンのあんさんが、こんな、むずかしい【漢字】が良く読めるものです。  はぁ・・・・? という感じです。(笑) 「おおたひとし」さんの「字」も、ちょっと読めないわ。 こんな、むずかしい漢字をいっぱい使って、このメール ほんとに、あんさんが書いたのですか?

    2008年6月12日 11:18 PM | ニコライ

  • ニコライさん~ コメントありがとう! 実は、難しい字は打ってても「文字変換」に出てこないので、コピーアンドペーストで入れちゃった。 【籃胎蒟醤】って「らんたいきんま」と読む。もともとタイとミャンマーでやっている漆器の技術です。竹で形を作って、その上に漆を塗って、デザインを彫って、そして刻んだところにいろんな色の漆を入れて模様を作る。だそうです。タイとミャンマーと香川県だけでこういう技術を使っているとか。記事の「らんたいきんま」のリンクをクリックすると太田ひとしさんのステキな作品がいろいろ見えるよー。

    2008年6月13日 12:05 AM | クレア

  • 見た!見た! ついでに、「人間国宝」のサイトまで見ちゃった。 画像だけ、だけど、作品は、すごいね。 もひとつ、ついでに、この「in-kamiyama」の英語版も 見ちゃった。 日本語版、見ているので、大体、意味がわかってよかった。 JJさんていう人から、ソフィーちゃんの写真好きよ! って、コメントが届いていたじゃん。 それに、チャンさんの、顔写真も、出てたよね。 英語版は、全部、クレアさんが、書いてるのでしょうかね?

    2008年6月14日 12:11 AM | ニコライ

  • ニコライさん、英語版も見てくれたんですかー そうです。私はほとんど全部書いてる。工藤さんもちょっと書いたりする。 JJさんってね、私の妹ですよー Julia JaneだからJJ いつもコメントありがとう!この週末もソフィーと一緒にどこかに行って記事書こうと思っているから待っててねー

    2008年6月14日 9:40 AM | クレア

コメントする

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * 欄は必須項目です