
鳴教大院生の神山展
アート2008年8月23日
さてさて、本日より始まった鳴門教育大学院生によるグループ展を見に行ってきました。
8月21日の徳島新聞にも掲載され反響を呼んでいます。このグループ展を企画したのは早渕太亮君。彼は神山の大フアンで神山AIRやその他の企画に大変協力をしてくれています。誠実で責任感の強い好青年です。
展覧会は町内六ヶ所で開催されています。巡るコースとしては
後藤町長さん酒蔵→寄井座→旧下分保育所→松浦ひろみさん宅隣の空家→ヤマニハウス→大粟山の順でしょうか。
それぞれの作品は展示場所の雰囲気に合わせていい感じで配置されています。
鳴教大の院生は、現役の学校の先生や学生などです。美術関係の院生は結構人数が多く二十数名いるそうです。その人たちに声をかけたのが早渕君みなさんの賛同を得て今回のグループ展となったわけ。
寄井座は絵画を中心に展示されています。作品の完成度・・・・・、うううんんん・・といったところでしょうか。でも場の雰囲気はいい・・。
この作品は興味を惹かれた。結構背の高い椅子で到底座ることができない。座ろうと思えば中二階に登らなければならない。
早渕君の作品で「土の中」。彼はこの作品を制作するのにあの広い部屋の床にビニルシートを張りつめました。借りた施設を絶対に汚さないという思いが強かったようです。ビニルの上に粘土を敷き詰めた状態。はじめはコテを使っていたようですが最後は手で延ばしたそうです。
土が乾いて亀裂が入る、小さな家が点在している。予測不可能な亀裂と小さな家の配置が実に面白い。
ここの空き家の空間も実に面白い。特に地下室の展示は興味を惹かれた。
ここでの作品は参画型の展示。観に来た人がハガキ大の白紙に三色の絵の具を使って色を塗る。それを次々と展示していく。部屋一杯にカラフルな絵が展示されていて実にいい雰囲気。
早渕君の家族も見に来ていました。最後に記念写真。左端の人物、間違っても鳴教大の院生ではありません。一緒にアートツアーした老妻のヒロコさんです。 中央は早渕君の恋人ではありません。彼の妹さんです。展示の手伝いに活躍しました。
この展覧会は8月31日までです。ぜひ見に行ってあげてください。
中原 亨
神山アーティスト・イン・レジデンスの自称学芸員。これまで招聘した作家たちの作品の解説はお任せください。年間を通じて数多くの訪問者を案内しています。 神山を元気にするため老体を鞭打ちと東奔西走しています。NPOグリーンバレーの理事。
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コメント一覧
今朝何気なくテレビを見ていたらNHKの催し案内で鳴教大の展覧会が放映されていました。 早渕君のインタービューの映像もありました。 新聞・テレビと結構大きく報道されていたので、今日の日曜日は多くの人が観に来てくれるかもね・・・・。
2008年8月24日 8:19 AM | 中原 亨
日記帳で取り上げていただいてありがとうございました。 神山の方には準備から会期中までお世話になりっぱなしです。ありがとうございます。 テレビの効果か今日は一番端のヤマニハウスの会場までかなりの方に来ていただきました。メンバーそれぞれ看板や案内などお客さんの反応を見ながら手直しつつ進めています。次の土日には最初より少し回りやすくなってるかもしれません。 あと少しですがよろしくお願いします!
2008年8月25日 1:03 AM | 早渕
先日、看板の設置をしている時の西崎さんと通りかかった地元の人の会話・・・、 「しばらくの間、ざわざわと迷惑かけるでよ」 「かんまんでよ。なんぼでも。人が来てくれて、賑やかなんはエエこっちゃけんなぁ。」 (早渕君と地元の人の会話ならいざ知らず、)知らぬ間に、地元の人が主催者側に立ってくれている。素晴らしい!
2008年8月25日 10:06 AM | 大南 信也