KAIR作家町内案内

アート2008年9月13日

投稿者:中原 亨

08年のKAIR招聘作家の町内案内をしました。これはすでに恒例となっています。その目的はこれから取り組む作品作りのため町内のいろんな風景を頭に焼き付け作品のイメージを膨らませるために毎年しています。

朝十時に道の駅を出発し、仁木島さんの運転で町内を巡りました。まず向かったのは悲願寺へ・・・・。狭い林道を延々と進みました。途中子鹿が道を横切るのに出くわしました。

途中道を間違えましたが気がつき少し引き返し一路悲願寺へ

この寺は雨乞滝からも険しい山道をたどって行くことができます。寺の規模は大きくないが、何か人を惹き付ける静寂さが心を和ませます。

本堂よりも常夜燈が何ともいえない佇まい。01年の作家、林田直子さんはここに心惹かれ「緑流」という作品を残しました。

境内に入って目に付くのは常夜燈

この塔には「葆光」(ほうこう)という扁額が掲げられています。この言葉の意味は「かすかな光」という意味がありますが、もっと深い意味は人格高潔で深い教養がある人は、表向きは何の輝きや派手さはないが、体の奥底からにじみ出る光があるそうな・・・。

まあ、トオルちゃんには無縁の言葉。

悲願寺を見学したあと、この山門を下ると雨乞の滝に下りれるよというとなんと作家たちは歩くということになった。トオルちゃんは足のひざを痛めているので遠慮した。

運転の仁木島さんの車で野間林道を引き返し、雨乞い滝の駐車場で落ち合うことにした。

約一時間後、滝の駐車場で無事落ち合うことがてきた

落ち合った時間は12時をかなり回っていた。アンドリアおなかがすいてぺこぺこ、滝へ下る道で見た左右の大きな岩がおにぎりに見えたそうな。

宮分のトンネルの下の川でバーベキューをしているから昼ごはんはそこにおいでとの連絡をニコライさんから受けていたので、腹ペコの一行はそこに急行・・・・。

おお、おいしそうな匂い、おにぎり・焼肉・飲み物・その他いろんな食べ物が待っていた

おなかも一杯、一休みもできた。さあ次の目的地、高島さんの焼き物工房に向かおうとしたとき、火口山君のカヌーに乗り始めた。ここで急遽カヌー教室のはじまり、はじまり・・・。

一番ノリノリは、昨夜宮城さん宅ではずんだ例のご主人でした

カヌーを楽しんで、さあ出発と思いきや、なんと今度は鮎喰川で泳ぎだしたではないか。おいおい、勘弁してくれよと思ったのだけど、こうなったら止まらない。
欧米と文化の違いでしょうか、彼女たち水着も用意していないのにいきなりTシャツとパンツ姿になって川に入ったのには驚いた。ニコライさんは喜んだ。

安岐さん、あなたも日米水泳大会に参加したらというと、「遠慮しときます。」さすが大和なでしこでした。

すばらしい場をセッティングしてくれた東谷師匠ほんとにありがとう

さてさて、泳ぎもすんで、このまま行くと日が暮れそうになるので高島工房に向かう。

ここでも興味があるのか時間を費やしました

今日の一日、作家のみなさんかなりハードでしたが実に充実した時間を過ごせました。これがきっといい作品づくりにつながるでしょう。

明日は町外案内、和紙会館や藍の館、量販店などを回ります。まあ、明日は川に飛び込こんで泳ぐ心配はなさそう・・・。

中原 亨

神山アーティスト・イン・レジデンスの自称学芸員。これまで招聘した作家たちの作品の解説はお任せください。年間を通じて数多くの訪問者を案内しています。 神山を元気にするため老体を鞭打ちと東奔西走しています。NPOグリーンバレーの理事。

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コメント一覧

  • 欧米と文化の違いでしょうか・・・ → ではないと思う。以前、農協のハワイ旅行で、「ワイキキの浜で、シミーズで泳いだ」という(神山の)おばちゃんの話を聞いたことがある。神山人もやってるぞ・・・(笑)。 それにしても、きれいな水。作家の皆さんもいい表情してる。 ところで、決定的なスクープ画像もあったようだが、検閲でボツになったらしいな・・・(笑)。

    2008年9月13日 11:37 PM | 大南 信也

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