新春初アートツアーガイド

アート2010年1月18日

投稿者:中原 亨

松の内も明けました。ここんところ日本中が寒波に襲われ寒い日が続きました。今週は春の陽気の日が続くとか。

1月5日に立命館大学教授と学生たちがKAIRの作品群を見たいとのことで来町しました。大南理事長から案内をせよとのご下命があり今年の初ガイドをしました。

まず四季の里の作品から案内。

左端が高嶋教授。立命館大学産業社会学部現代社会専攻です。右側の4人は院生と社会学部の学生です。

アドプトプログラムについても解説をしました。

ガイドのメインはKAIRなのですが社会学部の専攻生とあればアドプトについても説明せずにいられません。さすが社会学部専攻とあって鋭い質問が飛び交いました。

ランドアート作品とても気に入ってくれました。

コースは四季の里→下分小学校→下分アトリエ→栗生野の竹林→寄井座→大久保の里→大粟山とお決まりのコースです。

この女子大生、キャメロンさんの作品に感激。

この日も寒かったのですがみなさん熱心に聞き入ってくれました。

さてさて、それから10日ほどして大南理事長から電話があり、「四国ワールドカフェ」でアートツアーをするから案内をせよとの指令。
実はトオルちゃんこの日は大塚国際美術館で行われる、羽生善治と久保利明の王将戦を観戦するのを楽しみにしていたのですが、泣く泣くあきらめて大南理事長の御下命に従うことにしました。

午前中のアートツアーは下分方面の作品群案内。

アートツアーは午前と午後の2回ありました。午前中は下分方面の作品群を案内。参加者は16名ほどでしたか。四国四県と四国外からの参加者のみなさんでした。

案内するどの場所もみなさん気に入ってくれました。

今回の「実験!四国ワールドカフェ」を主催したのは経済産業省四国経済産業局、協力はNPO法人グリーンバレーでした。四国の「暮らし」と「仕事」を見つめようという主題です。

土・日の2日間にわたって開催されましたが実にすばらしい企画でした。だいたい頭の固いお役人さん(長谷部さんごめんなさい)の主催する会は面白くもなんでもないのですが実に充実した2日間でした。

午後は大粟山アートツアー。

午前中のツアーを終えて思い思いに昼食を済ませて午後のツアーに出発。ここで人数が倍以上に増えました。午後のコースは大粟山にあるランドアート作品群を巡りました。

天気もよく実に快適なツアーとなりました。作品解説を熱心に聞いてくれるのは案内していても気持ちのいいものです。

山を下ってココちゃん宅でティータイム。

参加のみなさん山登りの散策を終えて、ここでのティータイムでホット一息つきました。ケーキや焼き芋がとても美味しかったです。

髪を短くした西村さん、10歳ほど若く見えます。

ツアーを終えてその夜は四季の里での晩餐会。「神山スダチ音頭」で大いに盛り上がったそうです。(トオルちゃんは所用があって参加できなくて残念)

一夜明けて日曜日は改善センターで、ゲストスピーカーによるお話。大南理事長のプレゼンは冴え渡り参会者の感動を呼びました。ついで西村さんの「自分の仕事を見つめる」お話。西村さんはスピーカーでもあり全体進行役でもありました。

彼の会の進め方は絶妙です。トオルちゃんは退職して第二の人生を歩んでいるのですが、過去の自分の仕事について振り返ることができました。

午後の「この指とまれ」では、岡山から参加したNPO法人の若い女性理事長と内容の濃い話し合いができて勉強になりました。

実に濃密な2日間でした。これを企画した仕掛け人の長谷部さん、あんたはエライ・・・・。

中原 亨

神山アーティスト・イン・レジデンスの自称学芸員。これまで招聘した作家たちの作品の解説はお任せください。年間を通じて数多くの訪問者を案内しています。 神山を元気にするため老体を鞭打ちと東奔西走しています。NPOグリーンバレーの理事。

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コメント一覧

  • これまでずーっと影を潜めてきましたが、ここは訂正しておかなければならないので、ちょいと登場させていただきますよ。(最初で最後か!)。 今回の企画は、これまでのいろいろな人の想いをもとに、いろいろな人と一緒に検討を重ねてきました。西村さん、紫牟田さんはもとより、職場の仲間たちも一緒に。私の働きは微々たるもんでございます。まぁ、のどが痛いにもかかわらず声を張り上げたくらいか。 あの「場」が生まれたのも、グリーンバレーの皆さんのご協力があってこそ。 あの二日間の時間と空気感は、参加者の皆さんが一緒になってくりだしたもの。 私自身もとても心地よい時間を体験させていただきました。 あらゆる皆さま、どうもありがとうございました。 太陽くんもありがとう。 次回はどこだ!

    2010年1月18日 8:19 PM | fumiko

  • (企画段階から関わっていた者ですが、) 個々の力が雪だるま状に膨らんだみんなの力だった、と認識しています。はい! (そうは言いつつ、火に油を注ぐわけではないが、) 昔「三越の女帝」と呼ばれる人もおったので、 経産局に女帝つうのが居ても、まあ、悪くもないわなぁ・・・(笑)

    2010年1月18日 10:07 PM | 大南 信也

  • いずれにしても、トオルちゃんのガイドは絶賛されてました。

    2010年1月18日 10:09 PM | 大南 信也

  • 実は、今さらながらトオル先生のガイドは初体験でした。 アーティストの想いや特徴が分かりやすく解説されて、ホント楽しかったです。 ありがとうございました。 ガイド養成講座を旅行代理店スタッフ集めて開催しましょう!!

    2010年1月18日 11:30 PM | kedwin

  • >昔「三越の女帝」と呼ばれる人もおったので、・・・って? ひどいこと書くなぁ・・・・。 握手させてもらった女帝の「手」はとても柔らかかったです(笑)

    2010年1月19日 12:13 AM | ニコライ

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