【Interview】ビアギット・ラツマン
アート2008年5月15日
2002年度 神山アーティスト・イン・レジデンス招聘作家
ドイツ在住
——日本社会や神山に関して、最初は戸惑ったり、よく分からなかったけれど、のちに解決できたことはありますか?
最初はあらゆることがグループ単位で行われるということに慣れていなくて戸惑ってしまいましたが、いったん慣れると楽しく感じられるようになりました。
——神山でのおもしろいエピソードや楽しい思い出は?
最後の夜に、露天風呂のある山小屋に行ったことです。いろりで郷土の魚の鍋料理を作ったり、みんなで一緒に露天風呂に入ったり、大いに笑いました。本当に忘れなれない一夜になりました。展望も素晴らしく、谷間一帯から、はるか徳島まで見渡せました。今でもあの山小屋に簡単に行けたらなあ、と時々思います。
——来る前にに知っておけばよかったと思うことは?
レジデンスの終わり頃には本当に寒くなるので、もっとたくさん服を持っていけばよかった。
——神山でお気に入りの場所は?
温泉です!
——持って来たらよかったと思うものは?
暖かい冬用のジャケット、手袋
——もう一度やり直せるとしたら、今度はどんな風にしたいですか?
もっと日本語を勉強したいです。
——何か他にご意見・感想があれば、お願いします。
神山でのレジデンスは私の作家人生の中で、最も充実した創作活動ができたレジデンスだったと思います。必要なものはすべて用意してくれ、信じられないくらいにサポートしてくれる人たちのために作品を作るというのは、何事にも変えられないことです。レジデンスの終りに作品を発表した時に得られた視聴者からの反応は一番印象深い思い出です。
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